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飛距離は難しくてもアプローチはプロ並みを目指せるかも!?寄せワンの確率が上がるラウンド方法【ゴルフ】

野洲明ゴルフ活動家

プロゴルファーの寄せワン率

ツアー選手のグリーンまわりから寄せて1打で上がる、通称“寄せ1(ワン)”の確率は高い。カップまでの距離が10ヤード(フェアウェイ)であれば、約80%の確率で寄せワンになる。30ヤード(フェアウェイ)で約50%だ。

アプローチにアスリート並みの体力は不要。取り組み方次第では、一般ゴルファーでも老若男女を問わずプロ並みのスキルを獲得できる可能性がある。

出典:ゴルフデータ革命
出典:ゴルフデータ革命

アプローチショットが上達するラウンドの仕方

パターに頼り過ぎない

グリーン外からでもグリーンの近くからであれば、ダフリやトップを回避するために、パターを選択することが多いゴルファーは多いようだ。

しかし、パターの多用はアプローチショットのスキル向上が停滞しやすい。パターの方が大たたきせずに無難にスコアメイクできるとしても、極力パター以外を選択したい。

このようなグリーン外からのパター選択は極力避けたい
このようなグリーン外からのパター選択は極力避けたい

たとえグリーンまわりの芝がキレイに刈られたところからであったとしても、グリーンに乗るまでにどの程度ボールの勢いが無くなるのかが「打ってみないと分からない」面がある。グリーン外の部分は飛びこえてグリーンにボールを着弾させ、転がるのはグリーン上だけとした方が将来的に「寄るべくして寄る」確率は上がる。

パターを使えるところからでも「アプローチの練習ができる」ぐらいの気持ちでパター以外を選択することを多くしていきたい。

ピンを攻める

スコアメイク優先であれば、ピンポジションや池やバンカーの配置次第でピンを狙わず安全なエリアを狙う攻め方がベターの場合が多い。だが、アプローチショット上達のためには果敢にピンを攻めることも検討したい。

ピンを攻めると、グリーンを外した場合、難しい状況のアプローチショットが残りやすい。その難しい状況でのアプローチショットが対応力向上につながる。もちろん、ピンを攻めて狙い通りピンに寄ればそれはそれでOKだ。

この場合、ピン右手前のグリーンの広いスペースではなく、奥や左からの難しいアプローチが残るのを覚悟でピンを狙うことも検討
この場合、ピン右手前のグリーンの広いスペースではなく、奥や左からの難しいアプローチが残るのを覚悟でピンを狙うことも検討

スコアメイクよりも練習の度合いを強める

毎ラウンド、スコア出しに行くのではなく、練習として位置付けるラウンドもあった方が良いだろう。コンペなどの競技会ではスコアメイク優先、普通のプライベートラウンドでは練習の度合いを強める、といった具合だ。

上達のためにはスイング技術だけでなく、ラウンド方法についても考えていきたい。

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ゴルフ活動家

スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとに、論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。ラジオドラマ脚本執筆歴もあり。

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