7月31日、五輪を終えたある射撃選手が引退を表明しました。
夏季五輪に5度出場した日本の女子選手は、たった3人。
2000年のシドニー、04年のアテネで金メダルを獲得した柔道・谷亮子さん。
12年ロンドン大会銀メダリストのウエイトリフティング・三宅宏実さん。
そして、中山さんです。
中山さんは、長くシングルマザーとして子育てしながら、競技を続けてこられました。
五輪初出場したのはシドニー2000大会。
その後、結婚・出産を経て、北京2008、ロンドン2012、リオデジャネイロ2016、東京2020(開催は2021年)。
北京大会では4位という素晴らしい成績を残しています。
2020年3月にはペアの大山選手と再婚もされています。
お子さんを授かり、シングルマザーとして育て、五輪という舞台に5度も立ち、再婚も。
中山さんはなぜ、これらの“幸せ”を手に入れることができたのでしょうか。
中山さんの言葉から理由を考えてみましょう。
クレー射撃はメジャースポーツではなく、多大なスポンサー料は期待できません。
シングルマザーとして子育てしながら、競技を続け、しかも日本のトップ選手でい続けることがいかに大変かも、容易に想像できます。
それでも、ご自身が決められたことを覚悟を持ってやり遂げる強さが、中山さんにはあります。
筆者は仲人士として入会相談や結婚相談をお受けする際、「結婚する相手と出会う婚活には覚悟が必要」だと言っています。この場合の覚悟とは、決意を成し遂げる覚悟で、中山さんの覚悟と似ている気がします。
そしてもうひとつ、中山さんの言葉は最後、ポジティブな言葉で締められていることにお気づきでしょうか。
すべての出来事が、自分にとって良いこと。その前向きな考えが中山さんに幸せを引き寄せているのかもしれません。
決意を成し遂げる覚悟と、前向きな考え方。
中山さんの言動は、仕事と家庭・子育てを両立したいという女性だけでなく、何かを頑張りたいと思う多くの人の参考になりそうです。
射撃の新種目、混合クレー・トラップでの5位入賞、おめでとうございます!