【富田林市】2年前植樹された寺池公園の桜が早くも咲いてました。池周りもクビアカツヤカミキリに負けず!
数日前にも書きましたが、春のお花見を楽しませてくれる桜を脅かす存在が、クビアカツヤカミキリですね。調べるとサクラやモモの木を食害する害虫で、もともと中国やベトナム北部周辺にいたものが日本に住み着いてしまい、2018年に特定外来生物に指定されたそうです。
特定外来生物なら他にもいるのに、クビアカツヤカミキりを異常に恐れているのは、2012年に愛知県で初めて発見されてからどんどん拡がって、各地の桜の大木をどんどん食いつぶしてしまうという厄介な存在だから。
私の家の近所にあった大木も犠牲になって切られるなど、クビアカツヤカミキリは花見の楽しみを阻害する存在悪になりつつあります。昨年音楽家のサキタハヂメ氏が音楽で対抗しようとしたことなどもあり、注目度は高まっていますね。
ところで先日植樹して間もない桜並木を見る機会がありました。こちらの植樹がクビアカツヤカミキリとは直接関係無いにせよ、桜の木が切り倒されても新たに植樹することで、お花見の楽しみを守ることができますね。
さて、そんな新たな植樹の桜が見られるのは寺池公園です。
雲がほとんどない快晴だった先週のはじめに寺池公園にいくと、木というよりも枝に近いような小さな桜の木が植樹されており、それが今年、見事に花を咲かせていたのです。
ではなんで、植樹して余り経過していないというのがわかるのでしょう。ヒントはこちらです。
昨年の2月、寺池公園の目の前にある寺池台小学校の卒業生が記念植樹をするために、植樹の準備をしているのを見たのです。
植樹が無事に行われ、今はこのような綺麗な札が付けられています。53期生が2023年2月に植樹したもの。ちなみにジンダイアケボノ(神代曙)とは、ソメイヨシノ系の桜で1991年にアメリカで雑交配して誕生した品種とのこと。
そして、他の植樹の木と同じくらいの枝のような木なのに、立派に桜の花を咲かせています。たった1年でこんなに花が咲くんですね。
日本に登場して10年余りなので、まだ対策にあたふたしている感がありますが、いずれ万全な対策をなされれば、クビアカツヤカミキリをここまで異常に恐れる必要はないのでしょう。そして植樹が続けられれば、将来にわたって引き続き桜を楽しめます。
また、植樹の背景のひとつとして考えられることがあります。2年半ほど前に初めて寺池公園に行った時に、寺池公園がうまく活かされていない気がして市の担当者に問い合わせたことがありました。
富田林市の担当者によれば、2017年に寺池公園フィールドワークという会議を始めたことをきっかけに少しずつ改善を進めているという回答を頂きました。桜の植樹もその一環と考えられます。
少しずつ変わりつつある寺池公園は、周囲を桜並木に囲まれています。園内で植樹された小さな木の花とは別に、今年も花を咲かせつつあります。
ということで寺池公園の桜の様子を見ながら南海金剛駅方面に向かって歩いてみることにしました。
週明けのお天気の良い日に撮影したものですので、まだつぼみが目立ちますが今はもっと開花が進んでいると思われます。
初めて寺池公園に行った時と同じ夕暮れの時間帯です。もっと早い時間のほうが逆光問題も解決して美しいかもしれません。
とはいえ、市の西側にあって自然を生かした寺池公園は、夕日前が似合っている気がします。
桜に近づいてみました。
夕日に照らされた桜を拡大しました。
つぼみも多くあり、もうしばらく楽しめますが、やはり心配なのはお天気ですね。
寺池公園は住宅地ですが、南海金剛駅からも徒歩10分と近い場所にあるので、たとえ晴天でなくても雨さえ降らなければ美しい桜を存分に楽しめます。
ただし、寺池公園ではBBQとカラオケは禁止されているので静かに花を愛でましょう。
公園の別のスポットでも桜の植樹が行なわれていました。
ということで夕暮れ迫る寺池公園の桜を楽しみました。
※追記
この土日ようやく満開となりましたね。上の画像は寺池公園ではありませんが、昨日土曜日の寺池公園から比較的近い場所の桜の様子です。おそらく寺池公園も桜の開花状況は同様だと予測されます。
言い訳になりますが、昨日も含め一週間雨も含めて曇り模様で桜が映えるような快晴がなかったという状況でしたので、どうしても白目のピンク色の花であるソメイヨシノの良さが半減すると判断しました。従いまして今回は映えを優先し、少し古い画像になってしまいましたことをお詫びいたします。
寺池公園
住所:大阪府富田林市寺池台4丁目4
アクセス:南海金剛駅から徒歩10分
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