ジャッジはホームランと二塁打のどちらも18本。ペースは50本塁打&50二塁打。到達なら史上2人目
5月30日、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、4回表にパトリック・サンドバル(ロサンゼルス・エンジェルス)からホームランを打った。
今シーズン、18本目のホームランだ。これにより、ジャッジは、両リーグ・トップのカイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ)とガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)に並んだ。ちなみに、ナ・リーグのトップは、16本塁打のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)だ。
ジャッジは、ホームランに加え、二塁打も多い。こちらも18本を数え、アレック・ボーム(フィラデルフィア・フィリーズ)の22本に次ぎ、ア・リーグではトップに位置する。
三塁打は0本ながら、長打36本は、両リーグ最多だ。ナ・リーグ1位の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)より3本多く、ア・リーグ2位のボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)に5本の差をつけている。
5月30日の時点で、長打が24本以上の20人は、以下のとおり。
ヤンキースは、シーズン58試合目を終えたところだ。ジャッジは、すべての試合に出場している。58試合で18本塁打、あるいは58試合で18二塁打を162試合に換算すると、50本となる。18本÷58試合=1試合0.31本、0.31本×162試合=50.22本だ。
1シーズンにホームランと二塁打のどちらも50本以上は、1995年に50本塁打と52二塁打(と1三塁打)のアルバート・ベルしかいない。
もっとも、ジャッジがベルに続く2人目となるには、さらなるペースのアップが必要になりそうだ。レギュラーシーズンの先にポストシーズンがあり、ヤンキースがそこへ向かっていることを踏まえると、162試合すべてに出場するとは考えにくく、そうすべきだとも思わない。これまでのシーズン出場は、2022年の157試合が最も多い。
なお、ジャッジのホームランと二塁打は、3・4月が6本ずつ。5月はあと1試合を残し、12本ずつだ。今月最初の3試合、1日~3日は長打がなく、4日~30日の24試合で24本の長打、ホームラン12本と二塁打12本を打っている。