福島県のJRいわき駅にある【ホテルB4Tいわき】は、2023年１月にオープンしたスマートホテル。コンパクトなキャビンタイプの部屋なら宿泊料金は￥3,000からと、旅費を安く抑えたい方にピッタリ。JR系のホテルなので Suica をルームキーとして使えるのも斬新です。

≪安くて便利なスマートホテルが誕生≫

福島県の海沿いの街いわき市には、「スパリゾートハワイアンズ」や人気の水族館「アクアマリンふくしま」、登れる灯台として知られる「塩屋埼灯台」などの映えスポットのほか、お魚市場の「いわき･ら･ら･ミュウ」など観光スポットがそろいます。宿泊費を安く抑えて、たっぷり遊びたい人にオススメです。

B4T（ビーフォーティー）とは、ベッドのBと、フォートラベル、フォートレイン、フォータイム、フォートラストという意味。

駅の商業施設「エスパル」の３階に、無人のチェックイン機が置かれます。いつも使っている Suica カードやモバイル Suica を事前に登録しておけば、エレベーターや客室でルームキーとして使えるのでとっても便利。
支払いは交通系ICやQRコード決済など、多様な決済方法を用意します。

事前登録した Suica で事前決済を済ませた人なら、チェックインもスピーディ。
さらに「JRホテルメンバーズ」の会員は、通常チェックアウトが10時のところ、追加料金なしで12時まで利用できる特典もアリ。

チェックイン前やチェックアウト後に無料の大型ロッカーも使えるので、周辺の観光も身軽に楽しめます。

エレベーターホールには、いわき市内の観光名所やビュースポットのイラストが描かれます。

各客室階のエレベーターホールには、アメニティバーを設置。

≪シングルルームは￥5,500から≫

「客室」タイプの部屋は、10.5平米の「シングル」と20平米の「ツイン」、30平米の「DXツイン」の３タイプ。
なかでも一番リーズナブルな「シングル」は、時期や曜日で料金が変動しますが、1人1泊素泊まりで￥5,500から。2人で宿泊しても1部屋￥6,500からとうれしい価格です。

ベッドスペースは小上がりになっていて、靴を脱いでくつろいで過ごすスタイル。ベッドマットは全室シモンズ製のB4Tオリジナルバージョンで、寝心地がよく、ぐっすり眠ることとができました。

水まわりはセパレートタイプ。洗面はデスクも兼用でちょっと広めになっています。

シングルルームはバスタブのないシャワーブースを備えます。シャワーとトイレが別になっているのも高ポイントです。

≪￥3,000から泊まれる「キャビン」タイプ≫

もっともリーズナブルな「キャビン」ルームも見せていただきました。
こちらも時期や曜日で料金が変動しますが、1人1泊素泊まりでなんと￥3,000からととってもリーズナブル。
連泊はできませんが、数日滞在するときは1日ずつ予約を入れ、毎日チェックアウトすれば可能です。旅行鞄などはロッカーに預けると便利です。

「キャビン」エリアは男女別になっていて、宿泊ゾーンやシャワーブースなど、それぞれにセキュリティがかかっているので女性も安心です。実際女性に人気があって、女性用キャビンは満室になることも多いそうです。

こちらが「キャビン」の１室です。ベッドは上段と下段のタイプがあって、デスクと椅子、金庫、冷蔵庫などをコンパクトに配置。大きな荷物などは3階の宿泊者専用ロッカーに預けられます。

「キャビン」を利用するゲスト専用のラウンジは、電子レンジやフリードリンクが用意され、食事をしたりデスクワークもできます。事前に申請すると宿泊日の午前10時からラウンジのみ利用することもできます。
※客室タイプの宿泊者は利用できません

≪朝食は３階のレストランで≫

朝食は、スパリゾートハワイアンズの直営店で３階にある「ハワイアンズキッチン マハロア」で和食と洋食のセットメニューを用意（￥1,200）。
利用しなかった朝食券はランチ営業の11時から17時まで￥1,200のお食事券としても利用できます。

お魚料理、厚焼きたまご、4種のお惣菜にご飯やみそ汁がセット。ソフトドリンクやコーヒーなどフリードリンク付きで、ご飯とみそ汁はお代わりもできます。昆布の佃煮は甘辛でご飯がすすみました。

漁港としても知られるいわき市。魚料理は日替わりで提供されます。
店長の実家が魚の加工業をされているそうで、美味しい魚が届きます。この日の赤魚の煮つけは、身がふっくらしていて味つけは優しい甘さ。うれしくなる美味しさでした！