洋服の作る手順について
洋裁を始めたばかりの時は
「何をどうすればいいのか全くわからない」
「最初は何からしたらいいの?」
というところから知りたいのではないでしょうか?
洋服づくりはだいたい以下の流れで作ります
・資料を集める
市販の本や型紙を使ってそのまま作る場合はいらないんだけど、自分でデザインをしたい人は自分の作りたい方向性を決めたり、コスプレの場合、後に模様が!とか脇にポケットが!!とかあるので、そのまま作らない場合はまず何をおいても優先してあつめてください
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・デザイン画を書く
洋裁に慣れていない場合、頭の中で思っている形と実際に作りたい形が違うということが時折起こります
自分にわかればいいのでざっくりしたものでOKです
・型紙を用意する
布の上において写せば洋服の部品が作れる実物大の設計図。
それが型紙です
型紙が適当だと、着られなかったり、長さが合わずに縫うのに難儀したりと、この後の作業が大変な事になります
服を作る上での重要な基礎部分となりますので、初心者の方はまずは市販の本か、型紙をお使いになるのが良いと思います
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洋服の形を書きだそう
布を切るための実物大の設計図!型紙を使ってみよう
複数の部品が重なった型紙の写し方
自分で書けば安くて色々作れるかこみ製図の書き方
さらに作れる服の幅が広がる「原型」を使った型紙の作り方
縫い代を付けるときの3つのポイント
縫い代の付け方
自宅で印刷して使える型紙を正しく使う5つのポイント
・布の量を計算する
型紙より先に布を買おうとすると布の量が分からないので、先に型紙を用意してください
特にワンピースやフレアスカート等、丈が長くなればなるほど横幅も広くなるので、丈をかえるだけで必要な布の量や、幅が大きく異なる場合があります
・布を買う
ハマってくると今買わないと次もう買えないかもしれないと、特に目的もなく先に布を買って在庫が山のようになるのが洋裁あるあるなのです
特に目的もなく買った生地は、服を作るには微妙に足りなかったり、そもそもインテリア用で、洗濯に適していない生地だったりする場合もあります
あと柄単体で見てかわいくても、洋服にすると合わせるズボンやスカートがないとか、かわいいけど自分で着る?これ…という洋服には適さない柄だったりして結局使い道がなくてしまい込んだままというのもあるあるです
なので、布は基本先に作るものを決めてから選ぶといいです。
この時ボタンや接着芯などの素材も一緒に買いに行くと効率が良いですね
布は作る物を決めて買わないと押し入れがいっぱいになるよ
洋服づくりには布以外にもファスナーとか材料がいるよ!
知らないと苦労するこだわりがなければ避けたほうが良い生地
ファスナーって色々種類があるけどどれを何に使うの?
ゴム紐は劣化するのでいる分をいる時に買おう
・水通し 地直し
綿麻は水に濡れると大きく縮む場合があります。
なので先に縮ませてから布を切らないと、洗濯したらピチピチになった!という事も起こりかねません
化繊は縮まないので水通しは不要です。
絹、アセテートは水によって光沢がなくなるので、不要です。
ウールは摩擦でどんどん小さくなるので、こちらも水通しは不要で、霧吹きなどで湿気を含ませる程度でよいです。
地直しというのはゆがんだ生地の縦横の糸を後で型崩れしないように直角に交わるように整えることです
・接着芯を貼る
接着芯は貼ると若干縮みます。
そのため接着芯を貼って縮んだ後に形を写します
先に切って後に芯を貼ると小さくなって縫い合わせの時長さが合わなくりますよ
・型紙を布に写す
型紙を布の上に置いて形を写す作業です
型紙に書かれた短い線などは縫うときに大事な位置合わせの印だったり、折り畳みの印だったりするので忘れずに写します
型紙って布の裏と表どっちに重ねるの?
ニットや滑りやすい生地への型紙の写し方
複雑な模様の型紙を綺麗に布に写す方法
・布を切る
型紙から写した線を切ります
慣れていない人は2枚重ねて切るとずれやすいので、1枚ずつ切るのがおすすめです
人間の体は左右対称なので2枚と書かれた部品は2枚目は型紙をひっくり返して左右対称になるように切ってください
型紙の効率のいい配置の仕方と切り方
布を切る時に失敗しないように、事前にやっておいた方がいい事
市販の型紙には縫い代がない場合があるので注意
定番の布の切り方をすると失敗する服もあるので違いを覚えておくと助かるよ!
布のはしっこってそのまま使ってもいいの?
フェイクファーの切り方
使いたい柄なのに風合いが違う生地をうまく使う方法
・模様を入れたい時
洋服に模様を入れたい時、デザインによっては縫う前の立体になっていない、平面の状態で入れたほうが楽な場合があります。
布に模様を入れるとき下書きはどうすればいいの
伸びる生地に模様を入れる方法
・縫う
ほつれ止めをして、組み立てます
経験のない方はこれが一番大変だと思っているかもしれませんが、一番楽しくあっという間に過ぎる工程です
ミシンがないと洋服が作れないと思っている方も多いようですが、ミシンが普及したのはここ100年くらいで、それ以前は王様の服もお姫様の服も手縫いで作られていたんですよ
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布にゴムを縫い付ける方法
そでをつけて脇を縫ったら引きつった それ縫い代の折る向きが逆ですよ
・仕上げのアイロンをかける
シワを取るだけではなく、縫い代を折って安定させることで、シルエットがしっかり出て仕上がりが良くなります
だいたい洋服はこのような順番で作業していきます。
【縫い方】はそれぞれ違うけど、それ以外はだいたい同じです
この後また一つひとつ詳しく説明していきますので、ぜひ次の記事も見てくださいね。
画像引用元
デジタル国会図書館 パリ衣装美術館 写真AC ジュエルセイバーFREE
Tim Hill / press and / MichaelGaidaによるPixabayからの画像