伸びる生地に模様を入れる方法
ダンスや新体操、フィギュアスケートなどの発表会、コスプレなど、伸びる生地を使って衣装を作りたいという方は知っているとちょっと楽になるかもしれません。
お子さんの発表会用の衣装を作らないといけないという事で、お教室に生地をもってやってこられる生徒さんが口をそろえて言うのは、伸びる生地に模様を入れたいのだけど、とても難しいということでした。
それでなくても伸びる生地は食い込んだりずれたりしやすいですよね。
そこで今回は熱接着の両面シートを使ってつける方法をやります!
いるもの
本体の生地と型紙を作る紙、鉛筆かシャーペンと、アイロンと紙切りはさみ。
柄の生地も伸びるものを用意してください。
柄が伸びない生地だと、着た時にその部分だけ伸びずに引きつります。
レオタード生地は2WAY(ツーウェイ)生地やスパンデックスなどの名称で売られています。
模様の貼り付けに使う、クッキングシートと、熱接着の両面シート。
両方とも2021年時点ではダイソーでも買えます。
柄の入れ方
型紙に直接柄を描きこんでいきます。
この時平面の時にバランスが取れていても、実際は肩、脇、股下が体にそって曲がるので、着た時の正面はもっと狭くなります。
上手くバランスが取れないのはこの、横に回り込む分を考慮せず下絵を描いていることが多いです。
左右およそ1/6づつは脇の厚みと思って下絵を描いてみてください。
下絵の上に紙を重ねて模様を写します。
写した模様を切り取ります。
不織布があれば不織布とインクタイプのチャコペンを使って写してもよい。
模様より2cmほど布を大きめに切ります。
布からはみ出さないように熱接着の両面シートを重ねます。
接着剤がアイロンにつかないように、クッキングシートを重ねて、中温のアイロンで15~20秒、体重をかけて貼ってください。
この動画は20秒ごとに音が鳴りますので、これを目安にアイロンを動かしてください。
音で教えてくれるのでTVなどを見ながら熱接着の両面シートを貼ることが出来ます。
熱で接着剤をとかすので、熱いうちに動かすとはがれたり変な形で固まるので冷えるまで待ってください。
完全に冷えたら紙で模様を写す場合は、型紙を裏返してクッキングシートの上から鉛筆などで形をなぞって写します。
不織布を使って写す場合は、布の表側に不織布を重ね、出来上がり通りの形をうつしてください。
はくり紙をはがして模様を入れたい生地の上にかさねてください。
クッキングシートを上に重ねてアイロンで15~20秒圧力をかけて貼ってください。
完全に冷えたら、補強のために模様の端をニット針、ニット糸で直線縫いして完成です。