虫入りの柿を買わない選び方!たった1つのコツを八百屋が伝授
八百屋歴10年の青髪のテツです。
9月に入り、ぶどうや梨、いちじく、柿など秋の果物の売り場面積が広がってきましたね。
ぶどうは夏から、梨はお盆くらいから出回りはじめますが、秋からは柿が最盛期を迎えるので、売り場面積も広がっていきます。濃い橙色の見た目が秋らしくてつい買ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
そんな柿ですが、以前お客さんから「柿の中から虫が出てきたんだけど」という相談を受けたことがあります。実は柿は虫が混入しやすい果物なんです。具体的には「カキノヘタムシガ」の幼虫がよく果肉に入り込んでいることがあります。
そう言われると買いたくなくなるという方が出てくると思いますが、虫が入った柿は簡単に見分けることができるんです。
そこで今回は「虫入りの柿を避ける選び方」と「おいしい柿の選び方」を紹介していきます。
虫入りの柿を避ける選び方
虫入りの柿を見分けるときは柿の「ヘタ」に注目してください。
カキノヘタムシガの幼虫はその名の通り、柿のヘタから柿の果肉に侵入して食害を起こす虫なんです。
具体的に見るべきポイントは「ヘタと実に隙間がないこと」をみます。隙間がある場合は虫が侵入している可能性があるので、避けるようにしましょう。
店頭では、実とヘタの間に隙間がなくピタッとくっついているものを選びましょう。
おいしい柿の選び方
次においしい柿の選び方を紹介していきます。
おいしい柿は3つのポイントで選びましょう。
・かたさをチェック
・ずっしり重量感がある
・皮にハリとツヤがある
柿のかたさをチェック
おいしい柿を選ぶ前に、自分がどういう柿が好みなのか確認しておきましょう。
※傷む可能性があるので、強く触り過ぎないように気をつけましょう。
かたさのあるシャクシャクとした食感のかたさの柿が好きな人もいれば、柔らかい柿が好きな人もいます。
売り場に出ている柿を触ると、表面のかたさである程度中の状態をチェックできます。
グジュグジュになった柿が好きな方は、柔らかくなった柿がおかれている可能性が高いので、見切り品コーナーをチェックしてみてください。
柿の重量感をチェック
柿を選ぶときは、ずっしりと重量感があるものを選びましょう。
ずっしり重い柿の方が、水分量が多くジューシーです。
また、これは農家さんから教えていただいた選び方ですが、同品種であれば、柿はなるべく大きいものを選びましょう。
小玉の柿よりも大玉の柿の方が、しっかりと栄養が行きわたっておりおいしく育つそうです。
皮にハリとツヤがある
鮮度の良い柿を選ぶときは、皮の状態に注目しましょう。
皮にハリやツヤがある柿は、実の水分が抜けておらず鮮度が良い状態です。
シワが出てきているものは、鮮度が落ちて柔らかくなってきているので注意しましょう。
柿の選び方まとめ
今回はおいしい柿の選び方を紹介しました。
今回紹介した柿の選び方を使って、この秋たくさん柿を食べて頂けると嬉しいです。
他にも「八百屋一押しのぶどうクイーンニーナの特徴や取り寄せ方」や「おいしくぶどうを冷凍する方法と食べ方」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。