360度の紅葉を50分浴び続ける「ドラゴンドラ」 今からでも間に合うし、今年が狙い目な理由
宿泊経験500泊。関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
もはや日本を代表する紅葉の1つと言っても過言ではないのが、新潟県・南湯沢のドラゴンドラから見る紅葉。
ロープウェイから見る紅葉と言えば、斜面の紅葉を短時間というケースが大半です(いろは坂に近い日光明智平ロープウェイは片道わずか5分)。しかし、南湯沢のドラゴンドラは、片道25分・往復50分に渡り、山深い谷の地形をなめるように上り下りします。
360度の紅葉が25分、往復で50分の紅葉づくしは、何としてもぜひ1度は体験したい絶景中の絶景です!
※通常苗場(なえば)と呼ばれますが、スキーヤー以外には位置関係が分かりづらく、当ページでは越後湯沢の南のイメージから「南湯沢」と説明しています。
ドラゴンドラは日帰りでもOK
ドラゴンドラに向かうには、まずは、越後湯沢駅(湯沢IC)か、上毛高原駅(月夜野IC)へ。ただし、上毛高原駅からの路線バスはなく駅レンタカーを借ります。越後湯沢駅からは路線バスがあります。
つぎにドラゴンドラの「山麓駅」を目指しますが、これだけの絶景で山深く、駐車場が狭いため、紅葉期は直接の乗り入れができません(貸し切りバス、障がい者除く)。
そのため、クルマでも路線バスでも、1度、苗場プリンスホテルの「川向かいの駐車場」に向かうことになります。ここでチケットを買い、無料のシャトルバスを待ちます。
東京駅を7時頃出ると、越後湯沢駅経由で「川向かいの駐車場」に朝9時頃には着きます。クルマなら練馬インターを6時半ごろに出ると、同時刻に到着です。
ドラゴンドラの待ち時間は?
紅葉につきものなのが、乗り物待ちの大行列です。
ドラゴンドラでは、2020年には1時間以上の待ち時間が8日、ゴンドラ券の発券打ち切りが7日も発生しました。2021年も似た状況でした。
しかし、2022年以降一気に緩和。昨年もピークの日曜日に1時間待ちが1回出た程度で、非常にスムーズでした。これは、新型コロナ対策の定員規制が終了したことによります。
※待ち時間は推定。筆者調べ。
2024年なら、平日なら午前10時、土日でも午前9時頃の到着で問題はないでしょう。特にスムーズに移動したい場合は、苗場プリンスホテルか猿ヶ京温泉、越後湯沢温泉に前泊すると便利です。
2024年10月20日現在、ぜひ狙いたい「中腹」の紅葉はまだ3~5割です。ドラゴンドラの紅葉は、気温が下がると一気に進み、その後短期間で雪が降り出し、終わってしまう傾向があります。今週末は「中腹」のピークの1つの目安になります。
このほか、くわしい情報や、現地から入手した紅葉の進み具合は、下のページに掲載しました。
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