Yahoo!ニュース

家にいるだけでなんとなく疲れるその原因と「外出での発散」だけに頼らない暮らし方

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

外食やレジャー、旅行など、外でのリフレッシュは本当に楽しいものです。でも、「家ではストレスが溜まるから外に出かけて発散するしかない」と感じているなら、家そのものがリラックスできる空間になっていないのかもしれません。

家にいるだけで「なんとなく疲れる」その原因

家にいるだけで「なんとなく疲れる」と思ってしまうことはありませんか?
家の中にモノがあふれていたり、掃除が行き届いていなかったりすると、自然と居心地が悪くなり、気分もどんよりしがちです。

家が片づいていないと、毎日が何となく落ち着かず、「家で過ごす=ストレスが溜まる」という意識が積もってしまうこともあります。そしてそんな環境では、家で過ごすことそのものが疲れてしまう原因に。だからこそ、ストレス発散のために外出したくなるのです。


日常生活においても、家の状態がストレスの原因になっていると、自然と「外じゃないと楽しめない」「家ではなぜかリラックスできない」と感じるようになってしまいます。でも、どんなに楽しい時間を過ごしても、最終的には家に帰ってこないといけません。

家が「ただの空間」から「居心地のよい場所」になると

せっかく楽しいことをしてきたのに、帰宅したとたんに現実の重みを感じてしまうのはもったいないことです。家はどんな時でも、あなたを迎えてくれる大切な場所です。だからこそ、家が「ただのモノを置いておく場所」から「自分らしくいられる場所」に変わることで、毎日をもっと充実したものにできます。



たとえば「片づけ」は家を居心地の良い場所にするために一番良い方法です。整理整頓が行き届いた家にいると、外に行かなくても、家で自分をリセットできる感覚が生まれてきます。

ある人は、部屋を片づけることで「余計なモノを減らし、本当に自分にとって大切なモノが見えてきた」と言います。その結果、家にいると心が落ち着き、リフレッシュしやすくなったのです。

楽しかった日は余韻に浸り、疲れた日には休めることのできる家へ

片づけによって自分にとって心地よい空間をつくると、自然と「家で過ごす時間」が好きになってきます。楽しい日には「楽しかった」と心から余韻に浸れるし、辛い日には帰宅してホッと一息つける場所になります。どんな時も「ありのままの自分」を受け入れてくれる家があるという安心感は、何にも代えがたいものです。


家がそんな風に心地よい場所になると、自然と外出に頼らなくても、家で過ごすだけで自分の夢や目標に向かって進む力が湧いてきます。ストレス発散が「外でのみ」という状態から、自分に合ったリラックス方法が家でもできるようになるのです。

家は、いつでも「ありのままの自分を迎えてくれる場所」です。片づけはめんどうくさいイメージもありますが、外出せずとも心が満たされる居場所を育てるという気持ちで行うのも良いかもしれません。

理想は「外も楽しいけれど、家もいい」なのではないでしょうか。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

藤原友子の最近の記事