やめたら貯まった!「節約上手な人」があえてやらない節約術3つ
昔は貯まらなかった人が、貯まるきっかけになった節約術にはどのようなものがあるのでしょう。
今回は、数ある節約術の中でも、家計管理アドバイザーから見て、「節約上手な人がやめたら貯まった節約術」を紹介します。どんな節約術をやめることが効果的なのか知りたい人は、参考にしてみてくださいね。
1:「セール」の利用をやめる
「節約上手な人ほど、安値で仕入れられるセールを上手に使いこなしているに違いない」と考える人も多いものです。
しかし、実際には節約上手な人ほど、「貯められなかった時期は、セールをよく利用していたけれど、今はほとんど利用していない」という人が多いのです。なぜなら、セールだからと買いすぎたり、安さにつられてそれほど欲しくなかったものまでつい買ってしまうと、あとから「買って失敗した!」と後悔することが多いから。
セールにつられやすい人こそ、思い切ってセールに行くのをやめる。これだけでも、無駄な買い物を減らすことができるはずですよ。
2:「無料」につられるのをやめる
節約上手な人は、「お得なサービスが今だけ1ヵ月無料」など、お得なキャンペーンに目がないと思われがちですが、実際にはそうではありません。
実は、節約上手な人こそ、「昔はよく無料という言葉に飛びついたけれど、今は無料でもいらないと思うようになった」という人が多いのです。なぜなら、「無料」という言葉につられて、新しいサブスクに加入したり、エステなどの体験に出向いたりすると、思わぬ大きな出費になってしまい、あとから支払いに苦労することにもなりかねないと考えているから。
一度契約すると解約が面倒になり契約しっぱなしになりがちな人は、無料という甘い言葉の誘惑に負けないことで、節約につなげることもできるはずですよ。
3:「広告を受け取る」のをやめる
「少しでもお得なキャンペーンが実施されているのを見逃さないように」と、店舗からの広告を毎日たくさん受け取っている人も多いですよね。
確かに、時には「割引のクーポン」が配信されたり、広告のおかげでちょっとのお得になることもあるでしょう。しかし、一般的に、広告というのは「あの手この手で消費者にもっとお金を使ってもらおう」と誘惑するものです。広告につられて、つい本来の買い物以外のものまで購入してしまうようでは、本末転倒ですよね。
節約上手な人は、「昔は広告につられた買い物もよくしていたけれど、今は広告自体をできるだけ受け取らないようにしている」など、広告との付き合い方を見直している人が多く見られます。広告を過度に受け取らないようにするだけでも、予定外にお財布のひもをゆるめてしまうことを防ぐことができますよ。
まとめ
節約上手な人は、上記のような節約術をやめることで、日頃から無駄づかいをしにくい家計に整えていく人が多く見られます。
お金が貯まらないことに悩んでいる人は、新しい節約術を始めるよりも、お得に振り回されやすい節約術を「やめてみる」ことで、今より貯まりやすい家計を作ることから始めてみるというのも、ひとつの方法ですよ。