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【秋田県大仙市】食べたらわかる?地元のマーケットが噂のバズリ飯に込めた想いとは?

KANEYANライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

二度見必至!超シンプルな「極小鮭弁当」がSNSやテレビで話題に!

「ビックリしました。こんなに話題になるとは」

大仙市花館にあるファーファーズマーケット『しゅしゅえっと まるしぇ』の店長さんは、そう言って目を丸くしていた。

先日同店で発売されたげきからぼだっこ飯。この超絶シンプルな弁当をユーザーさんがXに投稿したところ、瞬く間にSNSで話題に。あの『ミヤネ屋』でも取り上げられるなど、その知名度は今や全国区だ。

しゅしゅえっとまるしぇ
しゅしゅえっとまるしぇ

新鮮な地域の農産物を手軽に買えるため、地元民に重宝されている『しゅしゅえっと』。だがその一方で究極の男気弁当「醤油フランク飯」や、コスパ最強の「メガ盛り唐揚げ」など、不意にユニークなグルメを投下することでも知られている。今回は私も話題の波に乗って、極小の鮭を捕まえに行こうじゃないか。

噂の弁当が大量に!※訪問日は4/19です。当日の在庫は店舗に確認を! 
噂の弁当が大量に!※訪問日は4/19です。当日の在庫は店舗に確認を! 

価格は税込み150円だ
価格は税込み150円だ

ご飯足りないかも……って、マジか。
ご飯足りないかも……って、マジか。

おお、あるじゃん。白飯にちょこんと乗ったリトル鮭。これがSNSで見た噂のやつだ。やはり注目度の高さは抜群で「これ、Xで見たやつだ」という声が四方から聞こえてきた。

ちなみに隣の販促POPには「ご飯足りないかも」の文字。……って、マジか。これは完全に煽っている。ご飯が余ることはあっても、足りないってことがあるだろうか。これはネタかガチか。その答えを探すため、私は噂のコイツをレジのお母さんまで持っていった。

無駄を省きまくった世界!噂の「極小鮭弁当」を実食!

げきからぼだっこ飯:150円
げきからぼだっこ飯:150円

さっそく噂のげきからぼだっこ飯を実食といこう。凄い。この無駄を省いて、省きまくって、たどり着いた世界線。

以前このメディアで紹介した「醤油フランク飯」もガチでシンプルだったが、それでも端っこに漬物が添えられていたし、白飯には少量の胡麻もふりかけられていた。今思えばとっても贅沢な弁当だった気がする。

まずは何はともあれ、このぼだっこを食べないことには始まらない。

こいつが今日のメインディッシュか
こいつが今日のメインディッシュか

まずはぼだっこをちょっぴり齧り
まずはぼだっこをちょっぴり齧り

その勢いで白飯を頬張り
その勢いで白飯を頬張り

そしてそれを繰り返して
そしてそれを繰り返して

……完食
……完食

なんなんだ、これは。気づくと私は目の前のメシを秒速で完食していた。紅鮭を0.2ミリずつ齧り、その勢いで白飯をガッツリ頬張る。ただそれだけだ。それ以上でも、それ以下でもない。

だが私はこのトンデモ弁当を食べながら、あることに気がついた。そう、ご飯がとってもウマいのだ。正直ご飯が微妙な弁当に出会うと萎えるけど、コイツはウマい。私は気づいたぞ。げきからぼだっこ飯の主役は米だ。ご飯だ。白飯だ。辛い紅鮭に、メシが進む進む。「ご飯が足りない」とまではいかなかったが、わりとちょうどよかった。

ご飯は秋田県産のサキホコレを使用!
ご飯は秋田県産のサキホコレを使用!

秋田のぼだっこ文化を残したい。そして地場産の美味しいお米をたくさん味わってほしい。この「極小鮭弁当」は地元マーケットのそんな思いから生まれた。たしかに超絶シンプルだが、150円のおにぎりを買ったと考えればコスパは悪くない。カップラーメンのお供にしたり、花見に持っていくのもアリだろう。

ちなみに今回は秋田県産のサキホコレが使われていたが、今後はお米の銘柄を変える予定もあるそう。この先はあきたこまちなど、辛いぼだっこと一緒にその時期の美味しいお米を楽しめそうだ。150円で感じる何とも言えない満足感。一見ネタ枠と思われたこのげきからぼだっこ飯だが、意外と重宝しそう。

あっ、最後に難点をひとつだけ。これ、学校や職場に持っていくにはハードルが高いよね……。

【施設情報】
しゅしゅえっと まるしぇ
住所:秋田県大仙市花館字常保寺106-1
営業時間 農産物直売所:9時~18時、イートイン:10時~16時、レストラン:11時~14時
電話番号:0187-73-5194
定休日:毎月第1・3火曜日、年始(1/1~1/3)、3/31

ライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

大仙市在住のWEBライター。趣味は酒場巡り。現在はYahoo!で地域情報を発信しているほか、秋田市のフリーペーパー「あおぽ」でグルメ記事の執筆や「大仙経済新聞」の運営にも携わっています。

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