2022年3月オープン！噂の季節限定スイーツを求め、角館へGO！

「これは旨味と旨味のぶつかり合いですね」

……と語るのは、先日YouTubeで秋田の人気ラーメン店を訪れた寺門ジモンだ。いやいや、ぶつかりあったらダメでは……とツッコみたくなるがジモンさん曰く「旨味がぶつかり合ったところが、最高の味になる」とのことだ。

いわゆるひとつの「美味しい」と「美味しい」が、口の中で重なるスイートでハッピーな瞬間。そいつを求めて、私は晩秋の角館へと向かった。

今回私が訪れたのは、2022年3月にオープンしたモンブランスイーツ専門店『RÉGAL RITZ（レガール リッツ）』。築120年以上の建物をリノベーションした店内は、歴史とオシャレが見事にフュージョン。「みちのくの小京都」における映えスポットとしても話題だ。

さっそく趣きあるその空間に足を踏み入れると、気さくなスタッフさんたちが迎えてくれた。シャレオツな店内には絶えずお客さんがやってくる。紅葉の季節も終盤だが、観光客の姿も多く見られた。ちなみに角館にあるもうひとつの人気店『あきたプリン亭』は、同じ会社が運営する姉妹店だ。

MENU（メニュー）

• 角館モンブラン：790円　※持ち帰り可
• 絞りたてモンブラン：890円　※食べ歩き用
• 西明寺栗の渋皮煮のせ贅沢モンブラン：1,200円　※食べ歩き用
• モンブランソフト：480円

『レガール リッツ』といえば、自家製プリンの上にモンブランペーストをその場で絞り上げる絞りたてモンブランが人気だが、今回私が注目したのはさらに仙北市の名産・西明寺栗の渋皮煮をトッピングした贅沢モンブラン。そう、今日はちょっぴり奮発して、この時季にしか出会えない至極の逸品に舌鼓といこう。

ウマいとウマいが重なる角館スイーツ！話題の贅沢モンブランに舌鼓！

カメラの向こうに見えるスイートな世界。『レガール リッツ』では、モンブランペーストを絞る様子も撮影できる。自家製プリンに降るモンブランをスマホ越しに眺めながら、私の心はMAXハイテンションだ。

さあ、贅沢モンブランのお目見えだ。プリンを包囲するたっぷりのモンブランペーストと、その上に鎮座する恰幅の良い西明寺栗。このインパクト抜群のご馳走は基本食べ歩き用として提供されているが、土間にあるベンチでのんびり楽しむことも可能だ。

ベンチに座り、さっそく目の前の極上スイーツをひと口。おお、こいつはエレガントだ。プリンの心地よいバニラ感に、栗のナチュラルな甘味が加わり、口の中に唯一無二の世界が広がる。甘さのゴリ押しではなく、栗のポテンシャルを生かした上品な味わい。「甘ったるいのはノーサンキュー」という男性や、年配の方にもおススメだ。

続いて、仙北市の桧木内川上流で収穫された西明寺栗をロックオン。おお、こいつは贅沢だ。ほっくり食感の甘い栗が、口の中で優しくほどけていく。そしてその勢いで、モンブランペーストをまとったプリンをもう一度。皿の上で繰り広げられる旨味と旨味の豪華競演に、私はスタンディングオベーションだ。

そんな贅沢モンブランは、毎日数量限定で販売中だ。訪れる時間によっては売り切れの場合もあるため、確実にゲットしたい方は予約がおススメ。また、例年に比べて今年は栗の収穫量が少なく、12月中には販売終了の可能性があるとのことだ。

ウマいとウマいが重なる噂の季節限定スイーツ。気になる方は、角館にある秋田初のモンブランスイーツ専門店へGOだ。