はらぺこライターの旅人間です。今回は和歌山県から食レポです。

和歌山市から奈良へと続く国道24号、その紀の川市にある粉河辺りを車で走っていると「中華そば」と書かれた小さなお店がポツンと…。

なんだか少し気になります。

和歌山で”中華そば”と言えば…

ご当地ラーメンを世に広めた「和歌山ラーメン」としても知られています。名の知れた人気店は和歌山市内に集中していますが、郊外にも隠れた名店が数多くあるんですよ。

例えば、この「中華そば 双眞紋」もその一つと言えるでしょう。

双眞紋…そうまもん…？なんだか難しい店名ですよね。

この店名の由来は、古代中国の「双喜紋（そうきもん）」からだとか。これは縁起が良くて喜びが多い紋章のことで、それに準え真心を込めた”おもてなしの料理”をという気持ちから店名が誕生したという。

さて、中華そばは「醤油」「塩」とあります。

ここは悩みどころですが、やっぱり定番の醤油豚骨スープを食べておきたい。

ここは「醤油中華そば」を注文してみました！

そして、目の前にドン！とやって来た「中華そば」を見てビックリ！これは普通の中華そばじゃない。なんとゴージャスなビジュアル。

それに「ほとんどチャーシューメンに近い」なぁ～と…。

ガーリックが真ん中に、そしてフライドオニオンがたっぷり入っている。これがスープに溶け込んだ時の美味しさはたまりません。

チャーシューもトロッとしてて、肉の旨みもしっかり。

そしてスープは…

豚骨、豚足、牛骨、牛アキレス、鶏ガラ、鴨ガラ、鹿肉などを野菜、香辛料、酒、唐辛子、ニンニクと一緒に2日間弱火でじっくり煮込んで、１晩冷蔵庫で熟成させたという。

そんなこだわりスープは、コクと深みがギュッと詰まったお味。

あぁ～これはマジで美味しい！

思わず「こりゃ～良い店を見つけたもんだ」と自画自賛。

和歌山―奈良を車で走る時は無料で利用出来る京奈和自動車道を使ってしまいがちですが、国道を走ると、このような隠れた名店に出会えるってワケです。

駐車場も広く停めやすいので、機会があったらぜひ利用してみて下さい。おすすめですよ！