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創業3年〈豚骨と醤油が双璧の人気を誇る〉繊細で美しいラーメンと清潔感のある店内には女性客も多く訪れる

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

店主のご出身は、博多駅前に本店を置く福岡・博多の豚骨ラーメンの有名なお店「らーめん二男坊」。長年修行された後に独立。そこで培った経験を生かし、新たに開発したこだわりの「豚骨らーめん」と「醤油らーめん」で、2021年の6月、福岡市博多区奈良屋町に〈一雄(ICHIYU RAMEN&GYOZA)〉を創業。まもなく開業して3周年を迎える。

豚骨と醤油の両スタンダードが共存

フラッグシップ麺の一つになる「豚骨らーめん」は、博多の豚骨ラーメンの有名店「らーめん二男坊」のご出身ということもあり、とろみのある濃厚なタイプの豚骨スープ。また臭みは一切なく脂感が控えめな仕様なので(清潔感のあるきれいな店内も含め)男性客だけではなく、女性客もしっかりと意識して展開されているのが分かる。さらに見た目の印象も一般的な豚骨ラーメンと比べると盛りつけが繊細で美しい仕上がりになっていて「見た目の良さ」も特筆すべき点かもしれない。

醤油らーめんの存在が「一雄」らしさの源

見た目の美しさ。そこにはもう一つのフラッグシップ麺「醤油らーめん」の存在が大きく関わっている。創業当初からラインナップにあり、「豚骨らーめん」と双璧の人気を誇る逸品。〈一雄〉特製の「醤油らーめん」は、国産地鶏と厳選された乾物由来の材料から出汁を丁寧に抽出した黄金色の鶏ガラスープに、福岡・糸島から取り寄せた数種類の糸島醤油をブレンドしたカエシを使用。濃厚な味わいなのに後味がスッキリとした仕上がりになっている渾身の一杯。

合わせる麺は、福岡で著名な製麺所「製麺屋慶史」に特注した〈一雄〉オリジナルの全粒粉入りの麺になっている。

券売機の最上段左上を選択する

この日は、お昼遅めの時間帯に訪問。それでも店内をザッと眺めてみたところ、テーブル席は埋まり、カウンターも一席を除いて埋まっているという人気ぶり。しかも女性のお一人様の先客も、ちらほらと見受けられ一般的な豚骨ラーメン店としてはちょっと驚きの光景。

入口から入ってすぐの券売機での選択は、久しぶりということもあり最上段左上の「煮玉子豚骨らーめん」を選択し、空いていた奥のカウンター席へ着席。

待つことしばしで配膳されたのは、まずはきれいな見た目が印象的な一杯。豚骨のスープはとろみのある濃厚さで一切臭みはない。

合わせる麺は、少し黄色味がかった細ストレート麺が特徴的で、「製麺屋慶史」謹製の〈一雄〉オリジナルの特注麺。低温調理された大判のチャーシューはやわらかく食べ応えも十分。たいへん美味しくいただけました。

アビスパ福岡のスタジアムグルメ店

最後に。現在、福岡県福岡市博多区平尾公園にある、博多の森の「ベスト電器スタジアム」内で、アビスパ福岡の試合がある時は、バックスタンドエリアにて「豚骨焼きラーメン」を提供されているそうなので、ぜひ本場の博多の味をご堪能ください。※バックスタンドエリアにて、キックオフ3時間前から販売開始。

以前うかがった時の午前中の店内。とてもきれいに保たれている。
以前うかがった時の午前中の店内。とてもきれいに保たれている。

今回、訪れた時の店内。変わらずの清潔感が印象的だった。
今回、訪れた時の店内。変わらずの清潔感が印象的だった。

一雄(ICHIYU AMEN&GYOZA)

住所  :福岡県福岡市博多区奈良屋町4-1
[地図
営業時間:11時00分~L.O.14時15分/17時30分〜L.O.20時30分(月〜金)
    :11時00分~L.O.14時15分(土曜日)
定休日 :日曜日 ※要確認
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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