公式戦10連勝。勢いに乗るINAC神戸レオネッサが過去7大会で6度目の皇后杯決勝へ(3)
12月23日に行われた皇后杯準決勝、INAC神戸レオネッサとベガルタ仙台レディースの一戦は、INACが3-1で勝利し、2年連続決勝進出を果たした。
試合後の選手コメント(INAC)。
公式戦10連勝。勢いに乗るINAC神戸レオネッサが過去7大会で6度目の皇后杯決勝へ(1)(2)
【選手コメント(INAC神戸レオネッサ)】
FW 京川舞
ーー試合を振り返っていかがですか?
チーム全員でハードワークしていたので、自分が入ってから流れを変えたいと思っていました。
ーー2点目は速いクロスに合わせました。振り返っていただけますか?
守備をする時間が長かったのですが、カウンターから(増矢)理花の良いボールが来て、押し込むだけでした。
ーーダメ押しとなった3点目はいかがですか?
溢れてきたボールに詰めようとゴール前に入っていたのですが、詰められて良かったです。
ーー前回に続いての決勝戦進出ですが、意気込みをお願いします。
優勝を目指してチームでやってきたので、INACらしいサッカーでシーズンを追われるように、頑張りたいと思います。
FW 道上彩花
ーー3試合連続ゴールです。今の好調をどのように考えていますか?
レベルの高い練習の中で日々トレーニングできて、誰が出ても大丈夫なぐらいのチームになったと思いますし、その中で競争できていることがチームとして力になっています。去年から松田監督が指揮してくださって、その中で得られたことが多く、個人的にはもっと試合の中で自分を出せるようになることが課題ですね。
ーー延長戦で試合を決められる選手が増えてきていることを、FWとしてどのように感じていますか?
逆に、やるぞ!というモチベーションになりますね。そういう選手が途中から入ってくるので、勢いもつくし、やりやすいですね。
ーー試合中のポジションチェンジは、自然に行っていたのですか?
3トップですけれど、サイドだけではなく、中でも関わってゴールに向かっていくので、ポジションチェンジは意識しています。
ーー今年は、去年の決勝とはどのように違いますか?
(今年で引退を決めている甲斐)潤(子)さんへの思いもあるし、ここに来られない選手もいるので、その思いを一つにして戦いたいです。決勝戦は自分たちのサッカーをして、気持ちで上回れば絶対に勝てると思っています。
FW 高瀬愛実
ーー公式戦10連勝ですが、今のチームの強さをどのように分析しますか?
交代選手が結果を残すとか、今回のメンバーも16人ですけれど、その前に練習でポジション争いやメンバー争いを1年間やってこられたことが、今になって結果につながっていると思います。今日はサイドチェンジを入れていくことと、裏をもっと狙っていけるね、ということを試合の中で話していたので、良いところを見られていました。個人的に、決めるべきところで決められないと難しい試合になってしまいますし、そこはしっかり直してつなげたいと思います。
ーー前回キャプテンを務めた2014年と、ご自身はどのような変化を感じていますか?
ベテランの方もいて、自分もそういう年になってきています。今のチームではまだ中堅と言えるかもしれませんが、自分たちがやらなければいけないという自覚も生まれました。ただ、上の人たちに甘えるときは甘えられるところも、前回(キャプテンを務めた時とは)違うところですね。
ーー高瀬選手は若手選手の面倒をよく見ていらっしゃいますが、(同サイドでゴールをアシストした)守屋選手の活躍をどのようにご覧になっていますか?
彼女は守備より攻撃の方が良さを発揮してくれるので、攻撃で良さを出してもらおうと。自分が楽をするために走らせている部分もあるかもしれませんが(笑)前半は(守屋)都弥はエンジンがかかるのが遅かったのですが、後半になるにつれて、相手を圧倒して、良さを発揮してくれましたね。
ーー決勝戦は昨年とは違いますね。
去年は、(澤選手の引退を前に)いろいろな人が後押ししてくれて、そういった空気感もあったのですが、今回は、このチームでプレーするのが最後という思いがあるので、しっかり勝ちたいです。
に続く