米ドル預金の金利が5%に突入 まだ日本円で預金をしますか?
シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。
米国の政策金利の上昇から外貨預金の金利もジリジリと引き上がっており、預け入れ期間によっては金利は5%台に突入しています。
私が日本で利用している金融機関はSMBC信託銀行プレスティア(旧シティ)ですが、海外送金もしやすく、金利が高いので気に入っています。加えて、シンガポールドルの定期預金などもある日本ではめずらしい金融機関です。
この銀行では「海外資金ご入金プログラム」という特典もあり、海外にある外貨預金を外貨のまま振替えるとキャッシュバックを受けられる場合があります。
一般に海外送金や小切手で海外の外貨を日本国内の金融機関に戻すことができます。海外送金した際の為替取扱手数料(リフティングチャージ)が無料の金融機関を選ぶとよいでしょう。
また、日本のネット銀行の金利も高く、3ヶ月もので5%という数字も見かけます。銀行において置かなければならない資金などもこのような金利が高いところに預けておくと増え方が変わります。
シンガポールのDBS銀行の米ドル定期預金の金利も期間によっては5%前後です。シンガポールドルは1年物で3.2%(2023年3月7日現在)程度です。米ドル等の外貨のほうが為替リスクの分、金利は高めに設定されています。
金利がどこまで上昇するのかまだ先が読めないので期間が短めの定期預金で様子を見ながら回して、金利が上がりきった時に期間が長い定期預金や債券等に変更できるとベストです。
外貨預金のデメリットは為替リスクがあることと預金保護の対象ではないということです。これらのデメリットと金利を天秤にかけて意思決定をするとよいでしょう。
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