はらぺこライターの旅人間です。

10月から新しくスタートしたNHK連続テレビ小説『舞い上がれ！』、その舞台は東大阪と長崎県の五島列島ですね。

今回はドラマのロケ地と噂の東大阪市大蓮にある商店街「ゆうゆうタウン」から食レポです。

NHK朝ドラのロケ地…

この情報は東大阪では基本的に非公開のよう。ただ地元の方々の話では「ヒロインの福原遥さんを見かけた」なんて話もチラホラ。

そんな中、山口智充さん（梅津勝役）、くわばたりえさん（梅津雪乃役）が、ドラマの舞台を旅する番組、NHK『めっちゃ関西 秋の1ch感謝祭（ええトコ）』で紹介されたのが…

焼き鳥屋さんの「とり坂」というお店。

この店は、朝ドラの影響もあって注目度がドンドン高まっていますが、古くから地元で深く愛されてきたお店です。

先代から引き継いだ現店主は元気いっぱい。そして話だすと止らない。

少しシャッターが目立つ静かな商店街ですが、「とり坂」が営業している金土日は次から次へとお客さんがやって来ます。

その殆どは地元の常連さんで、多い人は一人で100本以上も買っていくそうな。

激しい炎を上げながら、目の前で焼き鳥を焼く迫力、そして香ばしいニオイ、立ち上がる煙、その動作の一つ一つが芸術のよう。本当にスゴイですよ！

そして圧倒的に好感度が高いのは、お店の雰囲気です。立派な看板やカウンターがあるわけでなく、必要なモノしかないシンプルな店は「もしかして駐車場を改良したのかしら？」と思ってしまうほど簡素です。

お客さんとの距離が近く、気取ったものは一切ありません。

もしグルメの世界に方程式のようなものがあるなら「このような店こそ美味しい」という正解が導かれるに違いない。まさに完全に実力派のお店です。

全品1本120円。人気は皮とムネを1本の串にバランスよく刺した「ミックス」、使用している鶏肉は全て国産で、自家製ダレが最大の特徴となります。

今回は20本ほど注文することにしました。

基本的に常連さんが大半のお店、自家製ダレが美味しく、タレをたっぷり入れて欲しいとの声も多く、この店ではプラスチックの容器を100円で購入する事が出来ます。
（持参の容器を持ってきてもOKです、無理に買う必要もありません）

常連さんと同じように、容器を購入してみると…

なんと…！

自家製ダレを豪快に入れてくれるではないか！

おぉ～！これはスゴイ！！

東大阪にある小さな商店街のテイクアウト専門の焼き鳥屋さん。

アットホームで元気で明るく、そして安くて美味しい。地元の方の話では、「大阪で一番美味しい」という声も多いようです。

まさに、知る人ぞ知る名店とは、この店のことを言うのでしょう。

さて、買って帰った焼き鳥は、柔らかくて香ばしい。

そして自家製ダレは優しく甘い。その甘さも不思議なほど後口に残らないサッパリした感じ、想像以上に美味しく、やみつきになってしまいそう…。

何本でもパクパク食べられます。

そして、自家製ダレがあまりに美味しかったので、白米に焼き鳥をのせ、タレをたっぷりかけた「焼き鳥丼」にしてみました。

この食べ方、ヤバいです。本当にヤバイ。豪快に入れてくれた自家製ダレに感謝してしまうほど、惚れ惚れする味わいです。

朝ドラのロケ地として注目度の高まる商店街にある焼き鳥屋さん、この味を知ると、ドラマが終わった来年も、5年後も、10年後も買い続けるだろう…。そんなお店です。

ぜひ、一度食べて見て下さい。きっと同じくハマりますよ。

＜関連記事＞
⇒ NHK朝ドラ『舞い上がれ！』東大阪のロケ地を散策！ローカル商店街の美味しいたこ焼き