【家庭菜園】病気も害虫も寄せ付けない!チャイブのコンパニオンプランツ効果がすごい
かわいいピンクの花とほのかなネギの香りが特徴的な「チャイブ」。一緒に植えると野菜の育ちが良くなる家庭菜園のコンパニオンプランツのひとつです。この記事ではチャイブのコンパニオンプランツ効果をご紹介します。
チャイブはアサツキの親戚ハーブ
チャイブは別名「セイヨウアサツキ」で、アサツキやネギと同じユリ科ネギ属の多年生ハーブです。香味野菜としてアサツキと同じように調理ができ、キッチンガーデンに一株あるととても便利。料理の彩りや風味付けに活躍します。
春から初夏にかけてピンク色の花を咲かせるので観賞用にも人気ですね。
でも、チャイブには多くの効果がありますので、単体で育てるより家庭菜園の野菜と混植するのがおすすめなんです。その効果とは・・・?
チャイブは野菜の病気対策になる
チャイブの根には拮抗菌がいるので、土の中の微生物を活性化させ、土壌の消毒に一役買います。チャイブを含むネギ類の拮抗菌は天然の抗生物質と表現されるほど、野菜栽培にとっては役立つ効果があるんです。ナス科の萎凋病や立ち枯れ病、ウリ科のつる割れ病、様々な野菜に生じるうどんこ病といった土壌病原菌による病気や障害を抑えてくれます。
チャイブはナス科、ウリ科だけでなくカブ、キャベツなどアブラナ科、イチゴなどとも相性が良いです。バラや果樹(リンゴやぶどう)の黒星病や立ち枯れ病を予防する働きもあります。
このようにチャイブはほとんどすべての家庭菜園の野菜を助ける効果があると言えますね。これはもう、チャイブを植えたくなってきませんか?
チャイブはアブラムシ対策になる
ネギの仲間であるチャイブは、その香りでアブラムシやマメコガネを寄せ付けない効果があります。アブラムシといえば野菜の若芽を好んで吸汁し弱らせ、爆発的に増えるやっかいな害虫です。そしてマメコガネはマメ科だけでなくナスやオクラなどの葉を食べてしまう害虫です。
チャイブはカメムシや卵を産みに来るモンシロチョウを避けるのにも一定の効果があることが観察されています。
家庭菜園の害虫対策としてチャイブを野菜の隣に植えて、被害を軽減させましょう。
チャイブをコンパニオンプランツとして活用するときの植え方
チャイブを家庭菜園のコンパニオンプランツとして植えるときは、ナスやトマト、きゅうりなど夏野菜の苗と数本のチャイブを一緒の穴に入れて植え付けましょう。チャイブの根が野菜の根に触れるように植えると効果が大きいと言われています。
また、すぐとなりでチャイブの大きめの株を育てる方法もあります。その場合は10本程度のチャイブを1株として植えると良いでしょう。風が吹くとチャイブの香りが周囲に漂い害虫忌避効果を発揮します。
プランター栽培でも寄せ植え感覚で混植してみてください。香味野菜としてチャイブ自体の收穫も楽しめて一石二鳥です。
チャイブは種からまたは株分けした球根(鱗茎)から栽培ができます。真夏の日差しが苦手ですが、また涼しくなると盛り返す強くて育てやすい多年生ハーブです。次第に分球して増えますのでお得感もありますよ。
まとめ
チャイブは家庭菜園の野菜と混植すると、病気を予防したり害虫対策になったりとたくさんの良い働きをしてくれます。ぜひ家庭菜園の仲間に加えてくださいね。
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