風靡のらーめん

福岡市早良区原の名店と言えば「風靡 原本店」。本店と付くのだから支店があるのか？と思いますが、以前は福岡市内に数店舗展開していましたが、現在はこのお店のみ。国道202号線の今宿新道沿いにあるお店は、駐車場に車が入りきれなくて道路が渋滞するほどで、本店の存在感は凄い。原といえば「風靡」というほど大人気のラーメンをいただきに来ました。

創業から30年近くなるという「風靡」は、日々多くの人で賑わっています。駐車場も広いのですが、それ以上に席数も多い。テーブル席も数多く、厨房前のカウンターや向かい合わせのカウンター、さらには座敷席もあります。老若男女幅広く、ご家族での来店も多い、地元を中心に愛されているのが伝わります。

長浜ラーメンと謳っているものの全く別物。「風靡は風靡」のオリジナルならーめん。幅広いトッピングメニューに常連さんに人気なのは〈ちゃんぽん〉、そして鉄板とも言える絶品のやきめしがラインナップに並びます。その中で一番人気は、半分やきめしセット（らーめん＋半分やきめし）。

らーめん

白濁のスープに鮮やかなネギとチャーシューが浮かぶビジュアルは、ふと長浜系を彷彿させる。しかし、口にするとその味わいは全く別物。濃厚でまろやかな、深みある味わいを持つのが「風靡のらーめん」です。

濃厚豚骨なのですが、それはコラーゲンたっぷりのスープ。着丼からしばらくすると膜が張るほどですが、臭みや重さがなく、スッキリとしています。これは豚骨のあらゆる部位を使い長時間炊きだしているからこそ。その中でも皮を使っているのがコラーゲンにつながるのですね。

塩味はしっかりと効いた強めのカエシがまたいい味をだしている。まろやかな豚骨の風味と深みある味わい。最初かキリっと際立ちながらも、徐々に豚骨の旨味に惹きこまれていくコク深さを感じます。

麺は自家製なのだそう。細めのストレートは長浜スタイルで、加水率は低めのコシのある歯切れ良い麺。とろりとしたスープによく絡み、味わいも良く美味しい。

チャーシューは薄めながら一枚が大きい。脂分はほとんどなく、タレが染みた歯応えもよくさっぱりとしています。

半分やきめし

半チャンとかではなく、半分やきめしというネーミングは、風靡のやきめしというのはノーマルだと2杯分くらいあるボリューム。半分でも普通のお店の1杯分ぐらいはあります。これが絶品メニューで外せない。

熱々でパラりと仕上がっていて、ほどよい塩味と具材の旨味が見事に絡んで、これが絶品で美味すぎるのです。このハイレベルなやきめしはもちろん外せませんが、このやきめしのファンだという人が本当に多い。

卓上にある辛子高菜。ピリ辛で美味しい。らーめんややきめし、どちらにあわせても味変を楽しむことができます。

とろりとコク旨なスープは美味しく飲み干せます。やはりコラーゲン、食べた後でも胃もたれ館など全くありません。女性にも人気が高いですよ。丼に描かれた店名は達筆の鮮やかなデザイン。

コラーゲンたっぷりのとろみある濃厚豚骨らーめんに、香ばしく味わい良き黄金色の絶品やきめし。これは美味いと思う間違いない名店。この2枚看板で多くのファンを魅了する「風靡のらーめん」。ゴマをたっぷりかけてもまた美味しい。ぜひ一度、味わってほしい名店の味ですね。

長浜ラーメン 風靡 原本店