博多駅から徒歩圏内

博多駅の筑紫口側、ほろ酔い通りを抜けて高架下を歩けば、正面に見えてくるのが〈はかた近代ビル〉。1階にセブンイレブンがあるのが目印です。その地下にある飲食街が〈博多きんちか〉、その一角にある居酒屋の〈浪漫座〉をお昼の時間の三4間借り営業しているのが「中華そば いけ田」です。

レトロ感が漂う昭和の香りがする飲食街。居酒屋さんや中華、カレーなどなどお店があり、ランチタイムにも定食など提供しているお店も多く、オフィス街でもあることから、サラリーマンを中心に賑わっています。

通路の一番奥まで進めば、「中華そば いけ田」の暖簾が見えます。お昼の3時間の身営業ですが、売切れ後免。早い時間に完売することも多いようです。営業時間帯もレアながら、博多駅より少し外れた場所。知る人ぞ知る、隠れた名店と言えるかもしれません。

もともとは居酒屋さんなので、区切られたテーブル席のみとなります。綺麗な個室的スペースで、4人掛けとなっていますが、ピークタイムは相席をお願いすることもあるかも、とのことです。

中華そば（塩）

メニューは中華そばの〈醤油〉と〈塩）、そこに数種類のトッピングメニューが選べます。今回は〈塩〉をいただきました。以前にいただいた醤油についてはこちらで書いてみました。（関連記事：さすらいの中華そば。売切後免のランチタイム3時間営業。キリっとした熟成醬油の旨味が効いた上質な一杯。）

ねぎにメンマ、鶏チャーシューにカイワレもトッピングされています。海苔も一枚加えられており、真ん中にはナルト。オシャレな仕上がりです。鶏ガラベースの旨味がグッとくるスープ。さっぱりと爽やかな塩味が広がり、鶏油もいい具合に味を絡めます。

製麵屋慶史の特注麺は、中細くらいのサイズでしょうか。ストレートの麺はモチっととした食感で、つるつるッと喉越しもいい。そして麺の味わいがまたいいんですよね。あっさりのスープにしっかりとバランスよく絡みます。

和え玉

これま毎日あるメニューではないのですが、この日はたまたま巡り会えました。中華そばだけでは足りない方には、ちょうどいい和え玉。

通常は、ぶし玉という節がふりかけられた、替玉でも和え玉でもいただけるメニューがあるのですが、これは完全なる豪華な和え玉。麺の上に刻み海苔とネギ、真ん中には生卵が落とされ、そして明太子が際立ちますね。

生卵を溶いて和えながら、醤油ダレを少しだけかける。太めのモチモチ麺がこれまた美味しく、明太子の味わいも絡むと最高なんです。お昼のみいただける「中華そば いけ田」。博多駅周辺のランチをいただきたい時は、おススメの一杯です。

中華そば いけ田