【横浜市都筑区】本格ドリップコーヒーを焼きたてパンと共に。丁寧に抽出された1杯で贅沢なひとときを
東急バス「すみれが丘公園」バス停から徒歩1分、繁華街から離れ、落ち着いた空気が流れるコーヒー屋さん「ナナイロコーヒーブリュワーズ」。
今回はこちらの素敵なお店をご紹介します。
こちらでは、お隣のパン屋さん「ツナグベイク」のパンを持ち込んでコーヒーと共にいただくことができます。
※以前ご紹介したツナグベイクの記事はこちら〈Yahoo!地域クリエイター〉
静かな空間の中、心地良いトーンでお客さんにコーヒーをおすすめしてくださるのは店主の阿泉さん。
オーダーの際、私が「ツナグベイクさんでアップルパイを買ったんです」と伝えると
「アップルパイ、それは良いですね。ではこちらはいかがでしょうか?」
と、パンに合ったコーヒーのペアリングを薦めてくれました。
左から2番目までのブレンドの「マロン」と「ノワール」は定番。
右から4番目までは少しずつ豆が変わります。
全てはベストな1杯のために、挽き豆の香りを比べてヒントをもらったり、試飲をいただいたり。
購入したパンに合う1杯のコーヒー選びを妥協することなく真摯に向き合ってくれる姿勢に脱帽です。
オーダーを受けてから豆を挽き、温度計やタイマーで正確にきっちり丁寧にハンドドリップで淹れていく。
コーヒーの立つ香りに吸い寄せられるように、カウンター越しの美しい所作にもつい見入ってしまいました。
コーヒーは、温度が変化しづらいダブルウォールのグラスで提供されます。
奥行きの中に栗のようなこっくりとした香りが鼻腔を抜けるブレンド「マロン」。
実は別のおすすめを試飲させてもらって、私には深すぎかな?と感じたので、こちらのマロンに変えてもらったのです。
店主の阿泉さんは、コーヒー選びに正解はない、と教えてくださいます。
「コーヒーはこうでなくちゃいけない、という決まりはなく、いろんな楽しみ方があって良いと思うんです」
お店の名前ナナイロとは「いろんな」という意味から由来しているそう。
そんな物腰の柔らかいマスターの元には、色んな方が美味しいコーヒーを求めてお店にいらっしゃいます。
近所の方はもちろん、バスで通う常連さん、コーヒーの温度を指定するこだわりのお客さん。
ベビーカー連れのお客さんが見えると、スッと扉を開けて迎え入れてくれる。ジェントルな優しさが自然と溢れるマスターのお店は、とても居心地が良い。
自分のために丁寧に淹れもらったコーヒーをいただく時間って、何て贅沢なんでしょう。
しかも、まだ温もりが残る美味しいパンと共に。
1杯のコーヒーには底知れない魅力があります。
ナナイロコーヒーブリュワーズ
住所:横浜市都筑区すみれが丘20−6
営業時間:9:00-19:00
定休日:火曜
公式Instagramはこちら