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【看護師が伝える!】転んだ時の対処法・チェックポイント!!

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転んで足をひねった、骨折した、頭を打った、身体が痛くなったなど、一度は経験がある人が多いのではないでしょうか。
歳を重ねたり、病気になったり、運動不足で筋力が落ちて転ぶことも増えてきます。
子供であればつかまり立ちをしたり危ないところに立ってしまい、転ぶことも多いでしょう。

特に子供の場合は、転んだ後は元気なことが多く、時間が経ってから色々な症状が出てくることが多いです。
また、高齢者の場合やステロイドを飲んだりして骨が脆くなっている人は、転んで骨折をしたり動けなくなってしまったりすることも多くあります。

では、予防するにはどうしたらよいのか、万が一転んでしまった場合どんなところを確認したらいいのかをお伝えします。

転倒予防方法

それではここから、自宅などでできる転倒予防方法をお伝えします。
サービスを使わずすぐにできることは以下の通りです。

・床を柔らかいマットなどに変える
・家具の角の部分を保護する
・靴をかかとがあるものにする
・玄関マットなど動くものは滑り止めを付ける
・転びそうなところは手すりを付ける
・動くものに掴まらないように、家具などつかまりそうなところは固定する

サービスを使わず、自宅や日常生活の中で簡単にできる工夫はこの程度でしょう。
介護保険などが使える方は、介護保険のサービスを使って、杖や足元の常夜灯、手すりを付ける、なども検討してみてください。

福祉サービスで受けられる手すりの一例
福祉サービスで受けられる手すりの一例

万が一転んでしまったら?

様々な対策をしても、転んでしまうことはあると思います。
ではそんなとき、どこを見たらよいのか、どんなところに気を付けておいた方がいいのかご紹介します。

1.泣いたり、痛がって会話ができるか

転んで頭を打ってしまった場合は特にここが重要になります。

子供の場合、口頭で痛みや状態を説明できないので、泣いたかどうかが現段階で緊急性があるかないか判断します。また声をかけて反応があるか、も意識があるかないかの確認の指標になります。

大人の場合は、会話ができて前後の状況と相違がないか、しっかりとした受け答えができているかが重要になります。
状況を説明できていても前後の記憶が曖昧だったり、会話が噛み合わない場合にはすぐに病院を受診しましょう。

2.外傷の有無や感覚の有無、動けるかどうか

次は外から見てどうかを確認します。
出血が多いか少ないか、動かせるかどうか、動かしたときの感覚があるかないか、色が悪くなっていないか、などを見て確認します。

大人の場合も子供の場合も、出血が多い場合はわかりやすいですが、捻挫や骨折などはわかりにくい場合が多いです。
そのため、転んだ後のぶつけた部位の色の変化や動きに注意して見ておく必要があります。

転倒した直後は大丈夫でも、徐々に悪化してくることもかなりあるので、注意して見るようにしましょう。

必ず受診するサインとしては、
・転んだ後にかなり出血がある
・全く動かせない
・紫色に変色したり、赤く腫れあがってくる
・感覚がなくなったまま戻らない
・動かせることは動かせるが、痺れたり今までより動かしづらい
・関節じゃないところが曲がっている
などが挙げられます。

上記のような場合は、すぐに病院を受診するようにしましょう。

もし転んですぐにこのような症状がなくても、徐々に腫れ上がってきたり、動けなくなってくるようであれば、必ず病院を受診するようにしてください。

3.頭痛、嘔吐、目の見えづらさがないか

転んだ時はなんともなくても、後から吐いたり、頭痛がしたり、目がかすんだりという症状が出てくる場合もあります。
万が一、そのような症状が出てきた場合には出血などで脳を圧迫していることもあるので、すぐに病院を受診しましょう。

硬膜下血腫など外からは見えにくく、頭の中で出血が広がることで、症状が時間が経ってから出てくることが多いです。
そのため、転んで1週間以内にこのような症状が出てきて改善しない場合には、一度受診してみることをおすすめします。

いかがでしたか?
私たちも転ぶことはよくあるので、転んだ後のことを軽く考えがちですよね?
しかし、状況や場所、自分の状態によっては寝たきりで介護が必要になるなど、今までと同じ生活を送れなくなってしまうときもあるので、予防していきたいですね。

できる限り転ばないように、転んだときに大事に至らないように備えておけるといいですね。また、万が一転んでしまったときの受診の目安にもしていただけると幸いです。

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