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そのまま焼かないで!料理家が10年続ける「骨付き肉の生焼けを防ぐ裏ワザ」驚きの検証結果と一緒に紹介

お天気ママ料理研究家&気象予報士

手羽先やもも肉など、骨付きのお肉は旨味が強くておいしいですよね。でもいざお家で焼いたり揚げたりすると、「外側は焦げて、骨周りはまだ生だった」という経験はないですか?せっかくの料理が台無しですよね。

そこで今回は、せっかちな料理家の私が見つけて、10年続けている裏ワザを紹介します。ジューシーな仕上がりで、身離れもよくておいしく食べられますよ。検証結果と一緒に紹介するので、ぜひお試しくださいね。

失敗の原因は温度

冷蔵庫から出したお肉の温度はだいたい5度前後です。これをそのまま焼くと、外は焦げるのに、内側の骨周りはまだ生という状態になってしまいます。この冷蔵庫から直行が失敗の原因です。

裏ワザはレンジで温める

冷蔵庫から出したお肉をパックのままでいいのでラップはせずに、電子レンジで温めます。時間は300gで30秒を2回くらいです。(600w)加熱ムラを防ぐために、間は上下左右をひっくり返します。

人肌~お風呂くらいまでの温度まで温まるので、そのあと塩こしょうをしている間に骨の周りも温度も上がります。

温まっている状態で調理をすれば、表面と骨周りが同じようなタイミングで火が入ります。

外側や焼き色がついて、骨周りはしっかり火が入るので、おいしく食べることができますよ。生焼けの失敗もありません。

検証

裏ワザはどれくらい効果があるのか、冷蔵庫から出した冷たいものと、裏ワザで人肌まで温めたものを、予熱したグリルで3分焼いて比べてみました。(両面焼きグリル中火)

3分焼いた後は、どちらも同じように、表面に焼き色がついて美味しそうです。

中を開いて比べてみると、裏ワザなしは、骨近くが赤く火が入っていません。まだ生焼けの状態です。一方温めた裏ワザありは、きちんと中まで火が入っています。外側と内側が同時においしい状態に仕上がりました。

検証は、2本ずつ計4本で焼き比べたので差は小さかったですが、たくさん一緒に調理した場合は、さらに大きな違いになりますよ。

温めすぎは要注意

お肉は60度を超えると徐々に変性して脱水が進みます。いわゆる火が入った状態になって、肉汁も旨味も逃げてしまいます。このため電子レンジで温める時は、人肌~お風呂くらいまで温まるように調整することが大事です。

300gの骨付き肉の場合なら、30秒を2回くらいです。加熱ムラを防ぐために、間は表裏左右をひっくり返すようにしてくださいね。

お肉の量によっても、加熱時間が変わってくるので調整は必要ですが、手で触ってぬるいくらい~お風呂の温度くらいまで温まれば大丈夫です。

骨付き肉の生焼けを防いで、おいしいベストな状態を楽しめるので、ぜひお試しくださいね。

レシピは別記事で詳しく紹介しています。
⇒シンプルが一番旨い!料理家宅で繰り返しつくる『鶏手羽の塩焼き』レシピと失敗しないための裏ワザを紹介

まとめ

・レンジで人肌~風呂の温度くらいまで温める
・外と内側が同時に火が入る
・外はパリッと中はジューシーに仕上がる

ほかにも、毎日の料理に役立つ裏ワザの記事を執筆しています。記事一覧からフォローいただくと読み逃しを防げます。

⇒【SNSで大反響】揚げ時間を短くする裏ワザ!時短&失敗なしでできる鶏の唐揚げのレシピ

⇒【焼くだけじゃもったいない】豚肉が牛タンになる裏ワザ!「焼肉屋さんみたい」「おいしい」家族から大好評

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料理研究家&気象予報士

せっかちな性格と気象・薬膳の知識を生かして、時短簡単で体にいいレシピや裏ワザを紹介しています。 現在、2児の子育て中の有職主婦。 すぐに作れる副菜や簡単すぎる麺類の料理が得意です。 熱中症予防・夏バテ予防、冷え性の改善、花粉症の軽減など、 季節病・気象病のレシピも随時紹介しています。 ■有資格 気象予報士 健康気象アドバイザー 国際中医薬膳師 食生活指導士®2級

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