半沢直樹と対立して完敗した融資部の福山次長を笑えますか? 婚活でもデータ重視の“福山次長”は多いかも
TBS系のドラマ「半沢直樹」の最終回(22日放送)の平均視聴率が、関東地区で42.2%(関西地区45.5%)だったことがビデオリサーチの調べで分かりました。
ドラマの視聴率が40%を超えたのは、2011年に日本テレビ系で放送された「家政婦のミタ」の最終回(関東地区で40%)以来。
1980年以降の民放ドラマ(時代劇などを除く一般劇)の視聴率としては「積木くずし・親と子の200日戦争」(1983年、TBS)の45.3%に次いで、歴代2位だそうです。
瞬間最高は46.7%(関西地区50.4%)とか。
さて、半沢直樹を観ていて、婚活する方に参考にしていただきたいことがありました。
第8話。
金融庁模擬検査で、伊勢島ホテルの担当をめぐって、融資部の福山次長と半沢直樹が対決するシーンです。
データ至上主義の福山次長は、模擬検査でタブレット片手に様々なデータを表示します。
集客力、リピート率、空室率、売り上げ。
ネガティブな数字を羅列し、伊勢島ホテルの再建には経営者交代が必須であり、今の湯浅社長の後継者には羽根専務を据えるのが良いと主張します。
追い詰められ、半沢直樹はこう反論します。
「福山次長、あなた羽根専務にお会いになったことはありますか?」
福山次長は一度も、羽根専務にも湯浅社長にも会ったことがありませんでした。
そこを突く半沢直樹。
「目の前にいる生身の人間を見ようともしていない。そんな人間に伊勢島ホテルは任せられない!」
形勢逆転し、半沢直樹は伊勢島ホテルの担当を続けることができることになったわけです。
「半沢直樹の言うとおり、タブレットのデータだけで、何もわかるわけないじゃない」
と言う方・・・
いざ、ご自身が結婚相談所で婚活する際、福山次長と同じようなことをしてしまうかもしれません。
実は、結婚相談所での婚活でもデータ重視の“福山次長”は結構いらっしゃいます。
結婚相談所での婚活では、お見合いしたいお相手をデータ検索して選んだり、お申込みいただいた方からの受諾のお返事をすることが多いのですが、お相手のデータ上のプロフィールを見て、それだけの情報で「会いたい」か「会いたくない」かを判断してしまうことも多々あります。
相性とか性格、人間性など大事なことは、データ上のプロフィールだけではわからないのに・・・。
ドラマで半沢直樹は「タブレット上の空論」と言っていましたが、結婚相談所でのお相手探しも「プロフィールデータ上の空論」では何もわかりません。
結婚相手を探すのです。人は会ってみなければわからないのですよ。
「覚えておいていただこう」