【相模原市】冒険好きに超おすすめ!都心から1時間で行ける穴場の絶景スポット(後編)
はらぺこライターの旅人間です。
今回は関東の秘境、神奈川県相模原市緑区牧野地域にある「牧馬大滝」までのリバートレッキングについて、後編です。
前回は道志川沿いにある青野原オートキャンプ場から「牧馬小滝」までを紹介しました。
朝から雨が降る悪天候でのスタート。
雨が降ると澄んだ川の美しさを濁し、水量が増えて靴がズブズブに濡れ、足元も滑る。そしてヒル(やまびる)が多く出るなど…。
トレッキングで雨はマイナス要素が多い。しかし悪い事ばかりではなく、雨の後にしか見られない滝が出現したり、迫力を増した滝が見られます。
そう、雨上がりの沢あるきは冒険好きにはたまらないフィールドになるのです。
さて、青野原オートキャンプ場から吊り橋を渡り、沢を歩き「牧馬小滝」まで約20分。目的の「牧馬大滝」まで、あと10分ほど。
雨上がりの場合、一番の難所は「牧馬小滝」越えでしょう。
ロープをしっかり手に持ち、滝の端っこを登るように歩かないと行けません。高さはそれほどないとはいえ、片足スレスレの幅しかなく、濡れた岩は滑りそう。
まさに、アドベンチャーである。
「牧馬小滝」を過ぎ、少し歩くと…
ザァ――――という音が、少しづつ近づいてきます。
音は聞こえるが、滝はまだ見えない。
目の前に大きな岩がゴロゴロと前を塞いでいる。気持ちがはやる…
絶景まで近い!
まだか?まだ、滝は見えない?
大きな岩を縫うように歩き、乗り越え、音がする方へ…
そして、最後に木橋を渡ると「牧馬大滝」に到着です。
激しく流れ落ちる滝の高低差は約20m。
ゴ―――っと音を響かせ広く一面に水しぶきが舞い上がる。現地ガイドさん曰く「普段はもっと穏やかだけど、今日は最高だね」と。
雨上がりのトレッキングは苦労も多いが、それ以上に感動も大きい。
まるで断崖絶壁に隠された場所…。
雨上がりは水量が多く迫力があるが、しっかりと気品は保っている。これほど美しい滝には滅多に出会えるものではない。
見上げていると、岩と木々の間から陽が差し込んで幻想的な時間が続く。
都心から車で1時間、まさかこんな素敵な場所があるなんて…!すごい。
機会があったら、ぜひ行ってみて下さい。
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牧馬大滝
神奈川県相模原市緑区牧野
牧馬大滝の参考サイト(外部リンク)
相模原市観光協会(外部リンク)
青野原オートキャンプ場組合(外部リンク)
地図(外部リンク)
取材協力:相模原市総合メディア戦略推進課