既に実力は世界クラス 那須川天心が持っている大きなアドバンテージとは #専門家のまとめ
那須川天心がプロ4戦目で世界ランカーと激突した。天心は長いリーチを武器に相手をコントロール。序盤から得意のストレートをヒットさせペースを握った。3ラウンドには相手をダウン寸前まで追い込む。そして4ラウンドに左ストレートからの返しでダウンを奪いKO勝利。重心が以前より低くなりパンチの迫力が増した。KOしたパンチは「手応えがなかった」と語ったいた。今回の試合で世界への道も開けたのではないだろうか。
ココがポイント
▼プロになってから一番の会心の勝利だった。相手に何もさせず完璧な試合運びでコントロールし成長を感じさせた。
・【ボクシング】那須川天心3回TKOでデビュー4連勝「気持ちっしょ」ジョナサン・ロドリゲスに快勝(日刊スポーツ)
▼相手選手は試合後に「スピードが持ち味でリングでそれを感じた」と那須川のスピードの速さを絶賛していた。
・那須川天心まであと数ミリ!それでも当たらず相手はKO負け「スピードが想定以上」と白旗(イーファイト)
▼世界挑戦するには国内、アジアなどの地域タイトルの獲得が必要になる。次戦は勝負の一戦となりそうだ。
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エキスパートの補足・見解
那須川天心の成長には目を見張るものがある。プロ4戦目で世界ランカーに挑んだ彼の試合運びは、経験豊富な選手のようだった。特に印象的だったのが、距離感の把握だ。相手のパンチが当たらず、自分のパンチが当たる間合いを完璧にコントロールしていた。天心は身長165cmに対してリーチが177cmと非常に長く、そのため相手は間合いを詰めることができなかった。この長いリーチは今後も武器になっていくだろう。また、サウスポーという点も大きな利点だ。昨年4月にプロ転向してからの成長は目覚ましく、今回の試合は世界挑戦に向けて大きな収穫となった。バンタム級は日本人選手が王座を独占しているが、天心の存在でますます注目を集めていくだろう。