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【ゴルフ】ドローとフェードを比較 フェードボールの利点と注意点

野洲明ゴルフ活動家

2種類の球筋

少し右に打ち出してゆるやかに左に曲がるボールをドローボール、少し左に打ち出してゆるやかに右に曲がるボールをフェードボールという。

自分の持ち球(基本的に打つ球筋)をどちらにするかは、昔はドローボールの方が良しとされていたが、ギアの進化などにより、フェードボールでも良しとされる風潮が強まってきた。

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フェードボールの利点

フェードはドローよりも飛距離が出にくい。アウトサイドインのヘッド軌道でスイングするため、入射角がダウンブローになりやすい。よって、スピン量が増えやすいからだ。

しかし、これはグリーンを狙う場合には有利に働く。スピン量が増えると、グリーン上でボールを止めやすくなる。

フェードはドローに比べてクラブフェースの開閉がゆるやかになるため、曲がり幅をコントロールしやすいのも良さとして挙げられる。

つかまえたフェード

一般的にドローボールを打つ時のクラブの動きを「つかまえる」、フェードボールを打つ時のクラブの動きを「逃がす」という。

しかし、フェードボールの利点を生かすためには、「つかまえたフェード」を目指すべきだ。

つかまえたフェードにするためには、インサイドインのヘッド軌道の中のアウトサイドインの局面でインパクトするイメージを持つ必要がある。

基本はインサイドインのヘッド軌道
基本はインサイドインのヘッド軌道

ドローもフェードもベースはインサイドイン。フェードしか打てないフェードヒッターのフェードは、逃がすフェードになりやすい。つかまえたフェードを打つには「ドローを打てる上でのフェード」にするべきなのだ。

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ゴルフ活動家

スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとに、論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。ラジオドラマ脚本執筆歴もあり。

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