ドジャー・スタジアム本塁打ランキング。大谷とテオに次ぐ3位タイにはドジャース以外の選手も
今シーズン、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平とテオスカー・ヘルナンデスは、ドジャー・スタジアムで、それぞれ、15本塁打と11本塁打を記録している。
ここまでに、ドジャー・スタジアムで二桁本塁打は、彼らしかいない。ただ、大谷とテオスカーに次ぐ7本塁打の4人中、クリスチャン・ウォーカーは、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの選手だ。ドジャー・スタジアムの6試合で、7本のホームランを打っている。
各試合のホームランは、5月20日~22日が、0本、1本、1本、7月2日~4日は、1本、2本、2本だ。
ウォーカーは、今シーズンがメジャーリーグ10年目。2014~15年にボルティモア・オリオールズで計13試合に出場し、2016年のメジャーリーグ出場はなく、2017年からダイヤモンドバックスでプレーしている。ドジャー・スタジアムで記録したホームランは、通算19本を数え、その1本目は、2018年9月1日に、クレイトン・カーショウから打った。
スタッツ・センターによると、アウェーの選手として、ドジャー・スタジアムで通算20本塁打以上は8人。バリー・ボンズが29本塁打、ジョージ・フォスターが23本塁打、ハンク・アーロンとマイク・シュミットとデール・マーフィーが22本塁打、ウィリー・スタージェルが21本塁打、デーブ・キングマンとルイス・ゴンザレスは20本塁打だ。ウォーカーの19本塁打は、彼らに次ぎ、ポール・ゴールドシュミット(セントルイス・カーディナルス)と並んでいる。
ゴンザレスは、ドジャー・スタジアムで25本塁打を記録しているが、それらのうち、最後の5本は、2007年にドジャースの選手として打った。
ゴールドシュミットは、2018年までダイヤモンドバックスで一塁を守っていた。ウォーカーは、2019年からレギュラーの一塁手としてプレーしている。
アウェーの選手としてドジャー・スタジアムで通算19本塁打以上の10人中、ウォーカーの7.26打数/本は、キングマンの9.70打数/本を凌ぎ、最もハイペースだ。今シーズンほどではないものの、ウォーカーは、これまでもドジャー・スタジアムでよく打ってきた。2018~23年の計12本塁打は、9.42打数/本のペースだった。
ダイヤモンドバックスが、次にドジャー・スタジアムを訪れるのは、今秋のポストシーズンか、来シーズンとなる。
また、将来、ウォーカーがドジャースのユニフォームを着る可能性は、今のところ、ほとんどない。ドジャースの一塁とDHには、フレディ・フリーマンと大谷がいて、6年1億6200万ドル(2022~27年)と10年7億ドル(2024~33年)の契約を交わしている。現在、ウォーカーは33歳だ。今オフ、FAとなる。
2009年のドラフトで、ドジャースは、49巡目・全体1477位としてウォーカーを指名した。ウォーカーは、それを断って大学へ進み、2012年にオリオールズから4巡目・全体132位指名を受けた。
なお、今シーズン、ウォーカーは、22本のホームランを打っている。この本数は、大谷の27本に次ぎ、ナ・リーグで2番目に多い。これまでのシーズン最多は、2022年の36本塁打。昨シーズンは、33本塁打を記録した。