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6月26日は露天風呂の日!「夏こそ入浴したい温泉」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

6月26日は「露天風呂の日」である。

「露天風呂発祥の地」とされる岡山県湯原温泉の湯原町旅館協同組合と、一般社団法人湯原観光協会によって1987年に制定された、という。

開放的なロケーションや景色が自慢の露天風呂は、温泉地ならではの非日常感を味わえることから、湯浴み客の人気が高い。

そこで、今回は夏だからこそ入りたい露天風呂を5カ所紹介したい。

万座温泉・日進舘(群馬県)

標高1800mの高所に湯煙をあげる山の温泉地。周囲は火山帯ということもあり、荒涼とした地獄の風景は圧巻。露天風呂が自慢の宿が多く、なかでも日進舘の「極楽湯」は開放感にすぐれた絶景温泉である。また、温泉宿のほとんどが源泉かけ流しで、乳白色が美しい湯は、硫黄成分の含有量が日本一。高地にある温泉地なので夏場でも涼しく、温泉が心地よい気候である。

蓮華温泉・蓮華温泉ロッジ(新潟県)

標高1475mの高所に位置する一軒宿で、白馬岳や朝日岳などへの登山拠点でもある。高地の分、夏でもひんやりした気候だ。裏手の山道に4カ所の露天風呂が点在しており、なかでも「仙気の湯」と「薬師湯」は開けた場所に湯船がある絶景温泉。脱衣所などはなく野湯に近いが、北アルプスを望む景色はすばらしく、湯の花が舞う源泉も極上である。

濁河温泉・市営露天風呂(岐阜県)

御嶽山6合目、標高1800mに湧く秘湯で、通年営業している温泉地としては日本一高地にあることでも知られる。緑色に濁った湯は清涼感のある炭酸水素塩泉。日帰り入浴可能な市営露天風呂(土日のみ営業)は、野趣あふれる大露天風呂。温泉街の近くに落ちる「緋の滝」は清涼感あふれるスポットだ。

壁湯温泉・旅館福元屋(大分県)

川沿いにある天然の洞窟風呂が名物。混浴の湯船は、体感で38度ほどのぬるめの源泉が湯底の岩の間からぷくぷくと湧き出している。川のせせらぎも心地よく、夏場でもずっと入っていられるほどの気持ちよさだ。

湯原温泉・砂湯(岡山県)

湯原温泉は美作三湯のひとつで、川沿いに十軒ほどの宿が並ぶ。ダムの麓にある開放的な混浴露天風呂「砂湯」が名物で、川底から源泉が湧き出す「足元湧出泉」。全国でも大変貴重な露天の共同浴場だ。ぬるめの源泉なので、夏場でもゆっくりと長湯できる。新緑や紅葉、雪景色など四季折々の風景も美しいが、湯船につかりながら見る夜の星空も一見の価値あり。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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