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開幕したNBAの高年俸10名

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
パリ五輪はチームメイトとして金メダルを獲得したレブロンとカリー(写真:ロイター/アフロ)

 10月23日にDirecTVが報じた今季NBAの最高年俸は、ゴールデンステイト・ウォリアーズのポイント・ガード、ステフィン・カリーで5580(1万ドル以下は切り捨て)万ドルであった。

 開幕戦で17得点に9リバウンド10アシストをマークしたカリーだが、現地時間27日に行われたロサンジェルス・クリッパーズ戦で左足首を負傷。最低2試合の欠場を余儀なくされている。

写真:ロイター/アフロ

 2位がデンバ・ナゲッツのセンター、ニコラ・ヨキッチと、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのセンター、ジョエル・エンビードで共に5140万ドル。ヨキッチが2021年、2022年、2024年とシーズンMVP、2023年にはファイナルのMVP選手となったのに対し、エンビードは2023年のシーズンMVP。ケガが多く、シーズンを通しての活躍という意味ではヨキッチに一日の長がある。

 が、米国籍を得て、USA代表としてバリ五輪で金メダリストとなった経験が今季、良いプラスに運びそうな気配だ。

写真:ロイター/アフロ

 4位がフィニックス・サンズのフォワード、ケビン・デュラントで5120万ドル、5位は同じくサンズのシューティング・ガード、ブラッドリー・ビールで5020万ドル。日本時間、10月29日終了時点で3勝1敗と好調のサンズをさらに牽引しそうだ。

ケビン・デュラント
ケビン・デュラント写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 6位は昨年の覇者、ボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウンで、4970万ドル。ファイナルでMVPに選ばれた姿は記憶に新しい。

 7位は、サンズで背番号1を着ける4920万ドルのデビン・ブッカーと、今シーズンからシクサーズの一員となったポール・ジョージ、クリッパーズのカワイ・レナード、そしてニューヨーク・ニックスに移籍したばかりのカール=アンソニー・タウンズと4名が並ぶ。

今季は息子とチームメイトになったレブロン
今季は息子とチームメイトになったレブロン写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 さて、“KING”レブロン・ジェームズの名がないことを訝る読者の方も多いだろう。DirecTVによると、4870万ドルで14位となっている。

 だが、先日、『Forbes』はレブロンのスポンサー契約、ライセンス、記念品、その他の事業活動で年間推定8,000万ドルを得ると報じた。やはり、KINGはKINGである。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 今年のレブロンには、チームメイトとなった息子と共闘する楽しみがある。さて、どんなに熱いシーズンとなるか。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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