創業350周年!エントランスの守り神が和菓子になった「雷音最中」は日本橋三越限定品
大正元年創業の「菓匠花見」さん。ひとつひとつ丁寧に包装されたミルクを纏った黄身餡の白鷺宝でも有名な老舗の和菓子屋さんですが、実は日本橋三越本店の店舗限定の和菓子があるのをご存じでしょうか?
日本橋三越本店のエントランスといえば、2匹のライオン像でもお馴染みですね!ハロウィンやクリスマスには仮装したり帽子をかぶったり、雄々しいのにちょっとお茶目な魅力のライオン像たち。そんなライオン像をモチーフにした最中が、日本橋三越本店限定で販売されているんです。
今回は、帰省や中央区のお土産としても最適な「雷音最中」をご紹介。
実はこちらの最中。ラインナップは茶色・白・薄紅の3色なのですが、今回は紅白の二匹で。その理由はまた後程…。
白磁のライオンの中餡はこしあん。意外にもこしあんがさらさらっとしていて、想定していた日持ちする最中特有の強い甘みもなく食べやすいのが特徴的です。こんなにこしあんがみっちりつまっていて厚みもあるのに、さらっと食べられてしまうのが不思議。
薄紅のライオンの中餡は白あんです。こしあんに比べてややかための練り上げ具合なので、ねっとりとした舌触りです。ですが、白手亡豆の豆らしい風味があとから追いかけてくるので、味わいに奥ゆきを感じます。最中の繊細な口当たりに混ざり、時折り小気味よく当たる手亡豆の皮もまた美味しい要素。
動物をモチーフにした最中は数あれど、ライオン全身というのはかなりレアなのではないでしょうか。
かっこいいも可愛いも込められた日本橋の雷音最中、今年創業350周年を迎える三越グループを象徴する和菓子としても相応しい銘品だと私は思います。。
今回はおめでたい節目の周年ということもあり、紅白の2色をご紹介させていただきました。ちなみに、茶色のオーソドックスな最中の中餡は粒あんです。
こちらの最中をいただきながら、「ねぇ知ってる?三越ってね、今年創業350周年なんだよ。」なんて、お茶の時間のちょっとした話題にできたら楽しいですね。
【菓匠花見・日本橋三越本店】
公式サイト(外部リンク)
東京都中央区日本橋室町1-4-1 地下1階
03-3516-8730