菊池雄星の「8者連続奪三振」はジャスティン・バーランダーら3人の球団記録に並ぶ
8月2日、菊池雄星(ヒューストン・アストロズ)は、移籍後、初のマウンドに上がった。先頭打者の二塁打に続き、2人目にホームランを打たれたものの、他の失点はなし。5.2イニングを投げ、11三振を奪った。
なかでも、3回表の2アウト目から5回表の3アウト目までは、8者連続奪三振だ。6回表の先頭打者を四球で歩かせ、メジャーリーグ最長の10者連続奪三振には届かなかったものの、アストロズの最長記録に並んだ。
アストロズで8者連続奪三振は、菊池が4人目。その前の3人は、1968年7月14日のダブルヘッダー2試合目のドン・ウィルソン、1986年9月23日のジム・ディシェイズ、2022年10月4日のジャスティン・バーランダー(現アストロズ)だ。
2人目のディシェイズは、1回表の先頭打者からだ。それについては、こちらで書いた。
◆「KKKKKKKK!! 打者天国をものともせず、試合開始から連続8奪三振」
また、オプタ・スタッツによると、そのチームの投手として初めて投げた試合で、8者以上の連続奪三振は、菊池の前には誰も記録していなかったという。
試合は、菊池が降板した時点では、2対2の同点だったが、7回裏にアストロズが1点を挙げ、3対2で勝利を収めた。
アストロズの3点目は、タンパベイ・レイズのエラーが絡んだ。2死一塁から、ヤイナー・ディアズの二塁打により、二、三塁となるはずが、レフトからの送球を二塁手のクリストファー・モレルが捕り損ない、ヨーダン・アルバレスがホームインした。
この夏、モレルは、シカゴ・カブスからレイズへ移籍した。レイズでは、出場3試合目。最初の2試合は、どちらもホームランを打った。また、菊池からホームランのディラン・カールソンは、セントルイス・カーディナルスからレイズへ移った。こちらは、出場2試合目。1試合目は、3打数0安打だった。