【横浜市】5月18-19日「金沢区の日」開催!ゆるキャラ探しやのり弁販売など区内73か所でイベント
横浜市金沢区では、今週末18日(土)19日(日)に区内各所で「金沢区の日」のイベントが開催されます。
期間中、区内の70以上の場所で格安野菜の販売やレストランでの割引サービス、川の生物観察や盆踊りなど、さまざまな催しが行われます。
「金沢区の日」ってどんな日?
金沢区の日とは、どんな日かご存知でしょうか。「金沢区の日」は、1948年5月15日に金沢区が制定されたことを記念して、みんなでお祝いし、楽しんじゃおうと企画されました。
去年に引き続き2回目の開催となる今年は、参加団体が14組増え、北は南部市場から、南は野島公園まで、区内のあらゆる場所でその日限りの特別な体験が用意されています。
当日の楽しみ方
当日の一例として、飲食店ではドリンクや食事代の割引やサービスメニューがあったり、ワンコインでマッサ―ジの施術を受けられたりと、この日だけの特別な特典がいろいろ。また参加型のイベントも用意されていて、理科実験ができるイベントや侍従川の生物調査など、親子で楽しむこともできます。
当日の詳細を知るには、配布中のイベントマップで見ることができます。
応援フラッグをダウンロードして、みんなで盛り上げていきましょう!
マップは金沢区内の郵便局やスーパー、街中のラックなどで入手できます。公式サイトにもイベントマップが掲載されていますし、地図アプリで見られるマップも用意されています。
以前に筆者が取材した能見台の「カフェレストラン コルティヴァーレ」さんでは、18日のランチ時にハズレなしのくじ引きを実施。
また「武居商店」さんでは、店内で販売中のたれやドレッシングの味見ツアーを実施するそうです。
特別企画|金沢区に現れるぼたんちゃんを探せ!
2日間の特別企画として、金沢区のマスコットキャラクター「幸せお届け大使ぼたんちゃん」を探すプロジェクトも同時開催。街中のぼたんちゃんを見つけて写真を撮り、LINEオープンチャットに画像を投稿するとポイントが貯まります。上位入賞者にはお米のプレゼントがあります。
ポイントを貯めるには、お店に貼られたぼたんちゃんのステッカーやポスターなどを撮影したり、区内のどこかに出現する着ぐるみのぼたんちゃん(実物)を撮影し、それらの画像をオープンチャットに送ります。
参加方法などの詳細はイベントマップ裏面にも記載されています。街中にいるぼたんちゃんを見つけて、たくさんのポイントを集めましょう!
売切必須!野島の海苔を使ったのり弁
さらに地元・野島で生産された海苔を使ったのり弁メニューが販売されます。
これは「進め、金のりプロジェクト」と題して、野島で作られた海苔の美味しさを知ってもらうため、今回特別に開発されたのり弁です。昨年はなんと、開始5分で完売したという超人気商品です。のり弁メニューは、金沢文庫にある子育てママの活動拠点「ルンビニー〜つながりの庭〜」で19日(日)12時から販売開始だそうです。
実行委員であり「金のりプロジェクト」を主宰する二見さんは、「区内には魅力的なお店や団体、名品がたくさんあります。野島の海苔もその一つ。ぜひこのイベントをきっかけに、これまで興味を持ちながらも足を運んでなかったお店や地域を訪れて、区の新たな魅力を感じてくれたらうれしい」と話してくれました。
一人の女性の思い「地域のつながりを大きく」と企画された「金沢区の日」
イベントを翌週に迎えた5月12日に、実行委員の会合を取材させてもらいました。
「金沢区の日」の発起人で、実行委員会代表を務める藤原真名美さんは、5年前に関西から金沢区に移り住み、区内で設計事務所を営んでいます。
藤原さんは移住後、土地になじみ、地域のことを知るにつれて、区内には地元に根ざした飲食店や活発に活動する団体が多いのに、各団体は「点」として個々の活動に留まっていると気が付きました。それぞれがお互い、もっとつながりを持てるようになれば、「点」が「面」となっていき、より地域に活気が生まれるのに、もったいない!と感じ始めたそうです。
そこで「お店や団体が横のつながりを作れるようなイベントをやりたい」と思い、昨年、「金沢区の日」を立ち上げたと言います。
元々は藤原さんの思いから始まったこの企画は、だんだんと共感する人が集まり、今年は12名の実行委員が運営しています。
委員に属するのは、地域で事業を営む人、区内にキャンパスを持つ関東学院大学の准教授や学生など、全員金沢区に深く関わっている人たち。皆さん、ボランティアで活動しているそうです。
本番前最後の打ち合わせだけあって、その日は、ぼたんちゃん移動のための綿密なスケジュール調整や、本番までにいかにSNSで盛り上げていくかなど、3時間もの話し合いが行われました。
参加団体が多く大掛かりなイベントが、実は裏での地道な活動で成り立っていると知りました。1万部用意したマップの多くは、委員が参加団体やラック設置場所へ、1軒ずつ配り歩いたそう。
実行委員が手と足を使い、工夫をこらして成り立っているイベントです。
藤原さん「参加団体が一丸となり、お祭りのようにみんなで盛り上げることで、発信力が強くなると思います。街の人に地域の新しい魅力を知ってもらう機会になればと思っています」
横浜市外から越してきた人がこんなふうに横浜市を好きになり、地域を盛り上げるための企画を立ち上げてくれるなんて、なんとうれしいことでしょう。私もイベントに楽しく参加し、一緒に盛り上げたい気持ちになりました。
地域を知り、もっと好きになってほしいという熱意あふれるイベント「金沢区の日」。金沢区民でなくても参加可能です。私も区外から、参加しようと思います。
※昨年の様子など一部の画像は、金沢区の日実行委員会より提供いただきました。