【横浜市金沢区】主役級のサラダ!自家製採れたて有機野菜がたっぷりローストビーフプレート
京浜急行「能見台駅」から坂を上ること5分。「カフェレストラン コルティヴァーレ」は自家製野菜をふんだんに使ったメニューが人気のお店です。
「身体が喜ぶ&身体に優しいカフェレストラン」のコンセプトで、ランチタイムにはローストビーフや大分(おおいた)風からあげプレート、キッシュやパスタが、夜は日替わりの魚や肉のメニューが楽しめます。
週に数回、このお店に通っている知人のおすすめで、食事に行ってみました。
1年前に東京・代官山から金沢区能見台に移転オープン
2月4日に開店1周年を迎えた同店。金沢区能見台にお店を始める前は、東京・代官山で営業していたそう。代官山のテナントビルの建て替えを機に、オーナーシェフ川村哲也さんの地元横浜市で開店しました。
店内は、木製素材の内装で、あたたかみのある雰囲気。テーブル席が3つとカウンター席が5席あり、取材をした土曜のランチタイムは赤ちゃん連れの家族やグループ客でにぎわっていました。
店名コルティヴァーレ(Coltivare)はイタリア語で「耕す」の意味
お店の一番の目玉は、シェフの川村さんと奥さんの慧さんがお二人で管理している農園で栽培した野菜。
横浜市金沢文庫の山間にある畑で採れた素材をお店の料理に使用しています。
人気のメニューは「自家製キッシュとサラダプレート(1500円税込)」と「ローストビーフとサラダのプレート (1650円税込)」。
今回は「ローストビーフとサラダのプレート」を注文しました。
新鮮な野菜がどっさり盛られています。
この日のサラダに使われていた野菜は11種類。そのうち5種類が自家製野菜(※)だそう。
取材日の野菜
・にんじん
・ひたし豆
・パプリカ
・オクラ
・アスパラ
・ブロッコリー※
・スティックブロッコリー※
・ロマネスコ※
・ミニトマト
・ルッコラ※
・レタス※
席にはオリジナルのドレッシングが4種類用意されていて、好みの味を好きな量だけかけられます。ドレッシングは、オリーブオイルに国産玉ねぎや無農薬レモン、有機にんじんをブレンドして作ったもの。気に入ったら店内で購入も可能です。
採れたての素材をたっぷり使ったサラダとオリジナルのドレッシングの組み合わせは同店ならでは。
みずみずしい野菜、その元気な味と香りに驚いたのですが、中でもユニークな形の「ロマネスコ」の甘さにびっくり。
ブロッコリーとカリフラワーの中間くらいの歯ごたえで、味が濃く、こんなに美味しい野菜だとは知りませんでした。
出汁の効いたスープには玉ねぎ、にんじん、セロリ、パセリが入っています。ブイヨンの味わいが身体に染みる。
柔らかくて食べやすいローストビーフは、10切れほど盛られています。お腹が満足する量でうれしい。
酸味のあるソースがかかっていますが、「レモン玉ねぎ」のドレッシングで味わうのもおすすめだそう。
プレートのメインは、ローストビーフだと思っていました。ですが、食べてみるとローストビーフ同様、野菜も美味しすぎて、どちらが主役かわからなくなるほどでした。
旬の野菜で身体が喜ぶレストラン
実は、もともと代官山にあったお店と聞き、もしかして格式ばったお店かも?と緊張しながら訪問したのです。
ですが、店内に入り挨拶するとシェフの川村さんが穏やかな笑顔で迎えてくれ、緊張もすぐにほぐれました。奥さんの優しい雰囲気も合わさり、お店の居心地の良さを作っているように感じました。
ランチセットに飲み物はついていないのですが、店内のお客さんの多くは、食後にドリンクを注文していたのが印象的でした。みなさん、土曜の午後をここでくつろいで過ごしているように見えました。
代官山で営業していた時から畑の野菜を使用していたそうですが、今はランチタイムが忙しくなり、なかなか農園に行けなくなったそう。現在は、主に奥さんが農作業を担当されているそうです。
「新鮮な野菜がいっぱいで身体の中から力をもらえる気がします」と料理の感想を伝えると――
「毎日食べても身体に優しいメニューを心がけています」と答えてくれました。
最近ではオリジナルドレッシングを催事で販売したり、新しい調味料を試作・発売したりと、野菜をより味わうための開発にも力を入れているとのこと。
季節によって楽しめる野菜にバリエーションがあるのも楽しみです。次回は、週替わりのプレートや大分県のからあげプレートを試してみたいと思いました。