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最大50%割引!「北陸応援割」で訪ねたい石川県の温泉地4選

高橋一喜温泉ライター/編集者

能登半島地震の影響により落ち込んだ北陸4県の観光需要の回復を図るため、「北陸応援割」がスタートする。旅行代金が最大50%も支援されるので、この機に北陸を訪ねて、売上減に悩む温泉地を盛り上げたいところだ。

すでに富山・福井・新潟の3県の予約がスタートし、3月12日には石川県の予約受付が始まる。

まず制度の概要を押さえておこう。

(対象期間)

2024年3月16日から4月26日の宿泊分まで

(予約開始日)

富山・福井・新潟の3県は2024年3月8日から

石川県は2024年3月12日から

(補助率)

旅行・宿泊料金の最大50%(泊/人)

(上限額)

・宿泊単体商品・交通付宿泊旅行商品(1泊)2万円

・交通付宿泊旅行商品(2泊以上)3万円

・周遊型旅行商品(宿泊地が2県以上)3.5万円

※ビジネス利用は対象外

※3月8日現在の情報なので詳細は各県の特設サイトを参考にしてほしい

石川県(外部リンク)

新潟県(外部リンク)

福井県(外部リンク)

富山県(外部リンク)

石川県のおすすめの温泉地

今回は3月12日(火)から、予約受付がスタートする石川県の温泉地を4カ所紹介しよう。

能登半島の温泉といえば和倉温泉が有名だが、地震の影響で休業中のため、そのほかの県内の温泉地を訪ねることで支援したい。

片山津温泉(石川県)

霊峰白山を望む柴山潟の湖畔にあり、湖面は日に7度色を変えるという。温泉は湖畔に面した旅館のほか、モダンな建物で存在感を示す「総湯」で入浴できる。湯船と柴山潟がつながっているように見える「潟の湯」の湯船は絶景温泉。塩味と苦味の強い塩化物泉が特徴で、体の芯まで温まる。浴後は湖畔で涼みたい。

山代温泉(石川県)

「古総湯」と呼ばれる共同浴場を中心に旅館が立ち並ぶ温泉地。その街並みを「湯の曲輪」といい、独特の風情を醸し出している。明治時代には多くの文化人に愛され、芸術家の北大路魯山人のゆかりの名旅館などが今も人気を集めている。

粟津温泉(石川県)

開湯から1300年、北陸最古とされる温泉地。その象徴である旅館「法師」は、歴史を重ねてきた老舗宿で、趣きある庭園が自慢。宿でゆっくり食事を味わうのもよいが、温泉街にはいくつか飲食店もあるので外で気軽に北陸の味に舌鼓を打つのもおすすめ。

山中温泉(石川県)

松尾芭蕉も湯を気に入って滞在した歴史ある温泉地。山々に囲まれた温泉地は自然豊かで、とりわけ「鶴仙渓」の渓流の景色は風情あふれる。鶴仙渓は遊歩道が整備されているので、ゆっくり散策することもできる。シンボルである「菊の湯」は、日本最大スケールの共同浴場。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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