元アパレル店員の整理収納アドバイザーが指南!たんすの肥やしになる「着ない服」を増やさないコツ
「服はたくさんあるのに、毎朝着る服がないと迷ってしまう」
お客様とクローゼットの整理をしていると、よくお聞きするお悩みの一つです。
服はあっても、「着ない服」が多い。
今回はたんすの肥やしになる「着ない服」を増やさないコツを紹介します。
そもそも「着ない服」が増える原因は?
洋服が多く選択肢が多いと、一見コーデには困らないのではないかと感じます。
けれども実際はその反対です。
選択肢が多ければ多いほど、情報に溢れ選べなくなってしまいます。
これを解消するには、一目で把握できるほど服を管理しやすい量にすることです。
・劣化したもの
・着なくなったもの
・サイズが合わなくなったもの
・好みが変わったもの
これらに該当するのもを先に処分しましょう。
これだけでもかなりの量を減らせます。
1.今ある服を把握しておく
お店では「いいな」と思って購入したはずなのに、帰宅してみたら合わせやすい服がなかった…。
「着ない服」が増える原因の一つです。
ざっくりとでも、自宅のクローゼットの中にどんなものがあるかイメージできれば、どんな服と合わせやすく活用できそうかを判断し、購入の必要があるかどうかが見えてきます。
単体では素敵に見えても、合わせるものがなけばたんすの肥しになってしまいます。
今ある服を把握しておきましょう。
2.自分が「着たい服」を明確にしておく
「何を着ていいのかわからない」
クローゼットの整理に悩むお客様から多く頂く相談のひとつです。
・シンプル
・カジュアル
・綺麗系
自分がどんなテイストが好きなのかをイメージし、明確にしておきましょう。
流行りは毎年変わるのでそれに合わせていては服が増える一方です。
自分の好みが明確であれば流行りに流されることがなくなり、ワンシーズンしか「着ない服」が増えなくなります。
3.数回、または一度も着ない服を買わない
お客様と衣類を整理していると必ず出てくるものが、新品同様またはタグがついたままの服です。
購入した時の状況を伺うと「セールで何となく買ってしまって…」と言われます。
春夏の衣類は特に単価が低く、衝動買いしやすい価格になっています。
またそのため、薄利多売になってしまうので、お店側もあの手この手で客単価を上げようと策を練っています。
「もう1点買うとさらに1割引き」
「この時間だけの限定タイムセール」
「お好きなもの3点で〇〇円」
誘惑に負けそうになるのですが、「必要なもの以外は買わない」この勇気が大事です。
4.目的もなくお店に行かない
「何となく買ってしまった」「ふらっと立ち寄ってしまた」
真新しい服が出てきたときにお客様に購入理由を尋ねると、ほぼ全員からこのような返答が返ってきます。
目的もなくお店に立ち寄りその場の雰囲気に流されて購入したものが、「着ない服」を増やす原因です。
買うのは簡単ですが手放すのは数倍大変です。
最善の方法は目的がないのにお店に行くのはやめることです。
夏はいつの間にか「着ない服」が増えるので要注意!
お客様とクローゼットを整理していると、冬物よりも夏物が量的に多いことが多々あります。
すぐに嵩張ってしまう厚手の冬物に比べて、薄手の夏物は量が増えても気づきにくいことが多く、いつの間にか手が付けられなくなってしまうことも少なくはありません。
特にこの時季はうっかり「着ない服」を増やさないように心がけることが大事です。
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※内容は個人の感想や見解を含みます。
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