ラスベガス出身のハーパーは、A'sのラスベガス移転に反対
ネバダ州の議会は、アスレティックスがネバダ州ラスベガスに建設しようとしている球場に、公的資金を投じることを承認した。25票の賛成に対し、反対は15票にとどまった。
一方、フィラデルフィア・フィリーズの2人、ブライス・ハーパーとブライソン・スタールは、どちらもラスベガス出身ながら、アスレティックスのラスベガス移転には賛成していないという。
USAトゥディのボブ・ナイテンゲールが報じた記事によると、アスレティックスをオークランドから移転させるのではなく、ラスベガスには新たな球団を、というのが彼らの意見だ。
また、ハーパーは、オークランドにおけるアスレティックスの歴史についても触れ、オークランドから移転すべきではない、とも語っている。
これまでに2度、アスレティックスは移転している。フィラデルフィア・アスレティックス→カンザスシティ・アスレティックス→オークランド・アスレティックスだ。とはいえ、オークランドに本拠を構えたのは1968年なので、すでに50年以上が過ぎている。
アスレティックスのオークランド時代は、単に長いだけではない。マスターシュ・ギャング、バッシュ・ブラザーズ、マネー・ボール。ポストシーズン進出は21度を数え、そこには、1972~74年のワールドシリーズ3連覇――1971年と1975年を含めると地区5連覇――と1988~90年のリーグ3連覇――1989年はワールドシリーズ優勝――も含まれる。
なお、ハーパーもスタールも、アスレティックスに在籍したことはない。ハーパーは、2010年のドラフトでワシントン・ナショナルズから全体1位指名を受け、2018年のシーズン終了後にFAとなり、フィリーズに入団した。スタールは、フィリーズの生え抜き。2019年のドラフト全体14位だ。
6月16日から18日まで、フィリーズは、オークランドで3試合を行う。