あくまでもラーメンとセットのチャーハン

ラーメンを食べに来たから当たり前と言えば当たり前なのだけど、ラーメンを注文してはじめて食べられる権利が発生する名物のチャーハン。しかも、ラーメン価格に＋150円というバグった価格設定がうれしい。さらに単品のチャーハンはないという不思議な現象で「チャーハンセット」を注文した方のみ「麺篤屋の名物チャーハン」が食べられるという仕組み。

ココ〈麺篤屋〉の特徴の一つとして昔ながらのコスパの良さがあった。但し近年のや物価の高騰による影響もあり（どこの飲食店も値段設定には大変ご苦労されている現状から）ここ最近はラーメンの単品メニューなどを少しずつ値上がりしているのが実情で今でこそ「らーめん」一杯は640円という価格になったものの（ラーメン類で利益を確保しつつ）、セットメニューの料金は据え置きのまま（目玉商品やサービス品の感覚）で、踏ん張って営業されている。

2つのセットメニューがお店の推し

とにかく昔からお得な価格設定の「チャーハンセット」は、ラーメン各種に「＋150円」で注文できるという今も変わらない設定。しかも通常よくある半チャーハンよりも、普通盛のチャーハンに近い量を維持しているのも驚き。具材はやや少なめながらも、よく炒められてパラパラとした食感と美味しさで、これが150円と考えると十分満足できる逸品。また、もう一つのセットメニューになる「餃子・ライスセット」も「＋200円」でいただけるという価格設定も変わっていない。

こってりとした泡系の豚骨ラーメン

単品のメニューは「らーめん640円」。脂の膜が張るほどの脂感の強い豚骨スープながら、口当たりは思いのほか軽やかで地元民には馴染みのあるシンプルな豚骨ラーメン。トッピングはベーシックな博多の豚骨ラーメンらしく、チャーシュー、ネギ、キクラゲというベストな布陣。

合わせる麺は小麦の風味がしっかりと感じられる歯応えのいい中細のストレート麺で、泡系の豚骨スープにもよく馴染んで相性抜群。

その他の単品メニューは豚骨系では「ワンタンめん800円」、「チャーシューめん920円」や「黒正油とんこつらーめん740円」がある。さらに「正油らーめん800円」もあり、豚骨が苦手な方にも対応しているので安心。「替玉」は、100円、「餃子」は、6コ330円・10コ550円、「ごはん」は、小100円・大盛150円になる。

最後に。今回は「麺篤屋の名物チャーハン」を主役としてご紹介してみました。いずれかのラーメンを注文した際、はじめてチャーハンを注文する権利が発生しますので、ご来店時は、ぜひ「チャーハンセット」をお試しいただけますと幸いです。