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【札幌市中央区】夕暮れから夜の至高の一杯はクラフトビアで Beer Bar NORTHISLAND

ゆべーる地域クリエイター(札幌市)

トワイライトタイムにふさわしい、クラフトビアとフード数々。

江別にそのオリジンを持つNORTHISLAND BEER (ノースアイランド・ビア)の直営店であるBeer Bar NORTHISLAND は北海道の大地の恵みを強く感じさせる名店だと思います。

2015年以前は、このバーは私のエリア?創成イーストのエムズにあり、かなりの回数通っていました。今回、大通り地区に移転してから初めてきたのです。(取材そのものは、6月に2回にわたって行われました。)

あまりにも北海道の魅力が満載なクラフトビール、そしてフードがありますので、今回はその一部、つまり自分で体験したものしか記事にしない、という私のポリシーに則って、実際に口にしたものだけを書いていきたいと思います。

限定ビール What a relief

英語で「あーホッとした」という意味。直営店のみの限定商品です。

最近、白ワイン感が半端じゃないホップだと日本のあちこちで評判の「ネルソン・ソーヴィン」を使用した、格別な一杯。ニュージーランドのワイン名産地ネルソンで作られるそのホップは、名前の通り葡萄品種ソーヴィニヨン・ブランと同じテロワール(土地の条件)で作られています。

いわゆるウィートエール(大麦ではなく小麦を使用したエール)なのですが、このバーの小麦使用の定番商品「ヴァイツェン」がバナナのような芳醇な風味なのに対し、こちらはそれこそ白ワインやマスクメロンのような柔らかさと柑橘系の爽やかさが特徴。ぜひ飲み比べてください。

(限定商品なので在庫切れなどの場合はご容赦くださいね。)

Brown Ale ブラウンエール

カラメルモルトと、ホップの香りがインパクトがある旨味成分が多いと感じた一杯です。クセのあるフードとよく合います。こちらはエール、つまり上面発酵のタイプ。エールビールは香りが強いのが特徴です。

Pilsner (ピルスナー)

ビールといえば、これ!王道をいくピルスナー。元々はチェコのピルゼン地方で発達した、下面発酵(発酵すると酵母が沈んでいくという、いわゆるラガー)の代表格ですね。元々ピルスナーは金色に輝くのが特徴ですが、こちらのものは特に色彩がクリア。飲みやすくて、いわゆる「一杯目として最適」なビールです。フードは野菜や軽いものから、肉までなんでもペアリングすることが可能な万能選手。

さて、フードは何にしますか、まずはラタトゥイユ

フードも北海道のテロワールを意識した、逸品揃いです。まずオーダーした、限定メニューのラタトゥイユはとても和風の味付けだが美味しい。ラタトゥイユにカボチャが入っているのはびっくりでしたが、これが絶品でした。

厚切りジンギスカン山わさび醤油

創成イースト時代からある定番フードメニューです。ビールとの相性が抜群です。臭みは全くなく、山ワサビ独特のスパイシーさを、厚切りのジンギスカンがきちんと受け止める。かけられているジンギスカンソースが最高です。21世紀の進化したジンギスカン!

牛すね肉のビール煮

小さめのポーションですが、味が濃い。まずは小腹を満たすという時にどうでしょうか?付け合わせのコリアンダーと合わせて、なんだかアジアンな世界に誘われる味でした!

水ナスの漬物

限定メニューでした。え?ビールにナス?と思いきや、これが大当たり。発酵食品の味も、ヴァイツェンやエール系の香り高いビールにはとても合います。そして洋芥子が本当にビールに合う。まさに夏の至高の一杯でした。これはお代わりしたかった。

参考 鶏レバームース

1回目の訪問の時にあり、2回目の時にはメニューになかったので、もしかすると今はラインナップから外れているのかもしれませんが、これも素晴らしい一皿でした。

窓から見える風景も最高のビールのつまみ。

風景もごちそうです。窓の外の夕暮れから夜の帷に移り変わっていく様子を楽しみながら、カウンター越しに一杯でしょうか。

アクリル板などの対策もしっかりされております。今またコロナ禍が心配ですが、そんな中ビールでホッと一息つきたい時にはかなり安全係数の高いバーだと思います。

スタッフの方の粋なスタイルも素敵です。グループでワイワイやるためのお店ではなく、隠れ家的な楽しみに使ってみてはどうでしょうか。

Beer Bar NORTH ISLAND(ビアバーノースアイランド)

住所:札幌市中央区南2条西4丁目10-1ラージカントリービル 10階

電話: 011-251-8820

営業時間:月-土曜日 17:30~23:30

     日曜祝日 15:00~22:00 ※日・祝前日は23:30迄営業

     ※L.O. フードが閉店1時間前、ドリンクが閉店30分前

     ただし、日・祝前日で23:30迄営業の日は、フードL.O.は22:00

定休日:無(年末年始休業 12/30~1/3)

終日禁煙

Webサイト:こちら

Instagram: こちら。 

(上記の情報は記事作成時点でのものです。最新の情報は店舗にお問い合わせください)

地域クリエイター(札幌市)

通訳案内士(全国&札幌)、そしてライターや日本遺産炭鉄港、日本遺産候補小樽、サッポロコンシェルジュのガイドとして、いつも札幌市内の出来事やおすすめ情報を探しに歩いてます。最近、少し鉄気味。交通ネタや都市インフラに興味が行きつつあります。サイダー(シードル)大好き。ホルン(フランス式ピストン)とテナーホーン吹き。

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