赤ちゃんのお昼寝、何時まで?17時や18時の夕方に寝てしまったら起こすべきか
「お昼寝は15時までに起こしましょう」「17時以降のお昼寝は避けましょう」など、あちこちで情報にばらつきがあり混乱している方も少なくないのではないでしょうか?
それもそのはず。月齢やご家庭ごとの生活リズムに関係なく一概に「昼寝は◯◯時まで」などと言い切れることはないのです。
この記事では『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』著者の乳幼児睡眠コンサルタントねんねママが、お昼寝を切り上げる適切なタイミングについて解説していきます。
お昼寝は何時までが理想?
さて、気になるのはお昼寝は何時までならしていてOKなのか、というところですね。
「月齢や就寝時刻によって異なります」というのが答えなのですが、ではうちの子の場合は一体何時なの?というのが気になるところですね。
それにはまず、お子さんの寝つきのベストタイミングを知ることから始めてみてください。
お子さんはいつも、起きてからだいたい何時間くらいで眠くなりますか?これがわからない方はまずお子さんの睡眠ログをつけてみましょう(お子さんの睡眠記録専用のアプリなど便利なものもありますので、アプリストアで探して使ってみてくださいね)。
<おおよその寝かしつけタイミング目安>
・新生児 〜1時間半
・生後3ヶ月 1時間半程度
・生後6ヶ月 2〜3時間程度
・生後9ヶ月 3〜4時間程度
・1歳ごろ 最大4〜5時間
※ねんねママ公式LINEにて月齢別サンプルスケジュール配布しています
上記の目安に従って計算をすると、例えば生後3ヶ月の赤ちゃんが20時に就寝する生活リズムで暮らしているなら、20時の1時間半前で”18時半までお昼寝しているのがちょうど良い”ということになります。
もう一つ例を挙げてみましょう。生後9ヶ月の赤ちゃんが19時に寝る生活をしていたとします。この場合は19時の3〜4時間前で”15〜16時ごろまでお昼寝しているのがちょうど良い”ということになります。
お昼寝をさせないほうが夜眠れるのではないか?
寝かしつけのベストタイミングから計算すると上記のような話になるのはわかったが、一方でお昼寝はさせすぎると夜眠れなくなるのではないか、お昼寝をさせないほうがぐっすり寝てくれるのではないかという考えも消えないかもしれませんね。
たしかに、昼間ずっと寝てしまっては昼夜逆転してしまって夜眠れません。
しかし、上記で紹介した寝かしつけのタイミングを大幅に超えて起き続けてしまった場合、脳がヒートアップ状態になってしまって、赤ちゃんは理性を失って感情的になり、寝ぐずりするようになってしまいます。
寝ぐずりの原因については動画でも解説しているので、参考にしてみてください。
理想の夕寝時刻よりも後に寝てしまったら…
普段の生活リズムや寝かしつけのタイミングから計算すると、お昼寝は17時ごろまでしているのが良い…というお子さんの状況だったと仮定します。
しかし、お出かけをしていてお昼寝のタイミングを逃してしまい、18時すぎに寝てしまった!!!なんてこともありますよね?
この場合は、疲れているので少しだけ寝かせてあげて、15〜30分程度で起こすようにしましょう。
こんな日は、少し就寝が遅くなってしまっても仕方ありません。ただし、大幅に遅れるのはその後の生活リズムにも影響してくる可能性もあるので、30分以内で起こしてあげて、いつもの就寝時刻よりも30分後ろ倒し程度のズレにおさまるように調節してあげると良いでしょう。
起こすとグズグズ〜〜〜〜!!!!ということもセットになってきますが、大好きなフルーツやおやつ、この時間はテレビOK!などと喜ぶものを用意してあげて、ご機嫌を取り戻せるよう工夫してみてください◎
乳幼児睡眠コンサルタント ねんねママ
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著書『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』では、抱っこで寝かしつけのクセをとる方法の他に、授乳で寝かしつけのクセをとる方法、ママやパパをさわりながら寝るクセをとる方法、具体的なねんねトレーニング方法などを具体的に解説しています。困った時の「こんなときどうする?Q&A」や「寝かしつけのよくある疑問100問100答」も収録!好評発売中です。