【船橋市】自然の中で深呼吸 大人も子どもも "おそとを、居場所に"
「船橋市」の魅力は、と問われると、都心までのアクセスの良さや、大型商業施設が充実している点などを思い浮かべる方も多いと思いますが、
それに加え、筆者が船橋市で暮らす中で魅力に感じたことの1つに「緑の豊かさ」があります。
北部を中心に農地が広がり、中心部でも少し足を延ばせば整備された広い公園や緑地で自然を感じることができ、それぞれが地域の方々の憩いの場所となっています。
そんな魅力溢れる各スポットをここでも定期的にご紹介していけたら、と思います。
今回ご紹介するのは「長津川親水公園」。
別名「長津川調整池」と呼ばれ、
地域の安全の為に造られた公園でもあります。
調整池を取り囲むのは整備された1.1キロメートルの遊歩道。
日頃からランニングやウォーキング、犬の散歩で利用する方に親しまれており、
春には遊歩道に沿って植えられた桜の木が花のトンネルをつくり、一段と賑わいを見せます。
もちろん、子どもにとっても絶好の遊び場。
調整池の隣には木製遊具や木々に囲まれた広場があり、
広場を流れる小川は、ザリガニやオタマジャクシの生息スポットでもあるとのこと。
身近な自然に触れることのできる場所となっています。
合言葉は"おそとを、居場所に" プレーパーク船橋
そんな自然に囲まれた広場では毎月第二日曜日に、「プレーパーク船橋」主催の
「長津川プレーパーク」が開催されています。
子育て中のお母さん達が中心となり発足した「プレーパーク船橋」も“おそとを、居場所に”の合言葉のもと、野外環境の中で子ども達が自由に伸び伸びと遊べる場を提供しています。
広場の特徴を活かし、ロープや段ボールなどが用意されていますが、
どうやって遊び道具に変えるかは子ども達の発想次第。
遊び場全体をコーディネートする大人(プレーリーダーと呼ばれます)もいますが、見守りや必要時のサポート的な存在で、主役はあくまで子ども達です。
【自然が引き出す子どものチカラ】
筆者も子どもと参加した先日の「長津川プレーパーク」では
段ボールを使って電車遊びをしている子、落ち葉をたくさん集めて山を作り、埋もれてみる子..など。
個々で遊んでいてもその場に居合わせた子ども同士、笑顔で一緒に遊びだす光景が至る所で見られました。
そんな中で、小学生達がロープを木の幹にどのように引っ掛け、どうしたらブランコが作れるのかと試行錯誤していた様子がとても印象的でした。
ここでは既存の遊具もなければ与えられたルールもありません。
「やってみたい」という気持ちが「どうすればできるか」と考えること、そして挑戦することに繋がっていく子ども達の姿を見て、好奇心と行動力を自然に引き出すことのできる場であると感じました。
昨今の子ども達を取り巻く環境を考えると、貴重な体験の場となっているのではないでしょうか。
【地域で作り上げる新たな居場所】
また、赤ちゃんから楽しめる「長津川プチプレーパーク」も、月曜日不定期1~2回開催されています。
水遊びありどろんこ遊びあり、身近な自然に触れる機会はもちろん、保護者同士の交流を楽しめる場でもあります。
筆者もかつてはそうでしたが、子どもが小さいうちは行動範囲も狭く、親子だけでこもりがちに。
広々とした野外では初対面同士でも、リラックスした雰囲気の中で過ごすことができ、子どものよい刺激にも、保護者の方々にとってもよい気分転換になるのではないかと思います。
また「プレーパーク船橋」では、その他地域の子育てサークルや団体と連携したイベント開催、お祭りなどでの出店を通じ、世代を問わず地域の中で繋がりができる場、新たな居場所作りを目指し活動中です。
大人も子どもも息抜きに、お散歩がてらにぜひ遊びにきてみて下さい。
「長津川プレーパーク」「長津川プチプレーパーク」ともに予約不要で出入りも自由。誰でも気軽に参加することができます。
長津川親水公園のほか、春・夏・冬の各1回は大神保青少年キャンプ場で「ふなばしキャンプ場プレーパーク」が行われます。(こちらは事前予約要)
キャンプ場では焚き火体験もできるとのことで、ちょっと危ないかな?と思われることにも挑戦してみましょう!
◇「プレーパーク船橋」
◇Instagram
Instagramではイベントや活動の詳細が頻繁に更新されています。ぜひチェックしてみてください。
紅葉の時期もそろそろ終了。
外はこれから寒さ本番となり、春まで少し寂しい風景になりますが、澄んだ空気が心地よい季節でもあります。
空が広くて深呼吸するにも気持ちよく、ウォーキングや外遊びで身体もポカポカに。
大人も子どもも楽しめる「長津川親水公園」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
◇「長津川親水公園」
◇住所:船橋市旭町6-4
◇駐車場あり
◇東武アーバンパークライン 塚田駅より徒歩10分