ゆうこす「Wi-Fiが肌に悪影響」発言を「誤解を招いた」と謝罪。悪影響の根拠について訂正や説明せず
タレントで実業家の“ゆうこす”こと菅本裕子氏が「Wi-Fiは肌に悪い影響ある」と動画で発言して批判された件で、同氏はTwitterで「誤解を招いた」と12月2日に謝罪しました。
根拠なく「Wi-Fiが肌に悪影響」と発言して自身の化粧品を宣伝
この問題はゆうこす氏が自身のYouTubeチャンネル『ゆうこすモテちゃんねる』に11月19日と27日にアップロードした2本の動画で、「ブルーライトとか、Wi-Fiとかも肌への悪影響になっちゃうんですよ」と発言していたことから始まります。
ゆうこす「Wi-Fiが肌に悪影響」と根拠なく批判して自社の化粧品宣伝。「言い間違い」とする謝罪も削除(篠原修司) - 個人 - Yahoo!ニュース
ゆうこす氏は発言のうえで自身がプロデュースするスキンケアブランドの化粧品を宣伝しており、この行為に対して11月30日に入ってから「根拠が示されていない」とTwitterで批判が集まるようになりました。
この批判を受けて、ゆうこす氏は同日に「Wi-Fiじゃなくてブルーライトのみでした」、「私の言い間違えでした」と謝罪。動画を削除する対応を取りました。
しかしながらその後は「言い間違い」の謝罪ツイートを削除しており、2日後の今日になって「誤解を招いた」という表現の謝罪ツイートが改めて投稿された次第です。
ゆうこす氏の謝罪文全文
「Wi-Fiが肌に悪影響」はどんな誤解を招いたのか?
今回、ゆうこす氏が代表を務める株式会社KYU名義のきちんとした謝罪文は発表されましたが、残念ながら肝心の「Wi-Fiが肌に悪影響」については何の説明もされていません。
「誤解を招く表現をしました」とありますが、一体、どんな誤解を招いたのでしょうか? 誤解も何も、「Wi-Fiが肌に悪影響」という発言はそのままにしか受け取れません。
根拠がないのであれば「根拠もなくWi-Fiが肌に悪影響だと言った」ことを謝罪して訂正をして欲しいですし、根拠があるのであればそれを示して欲しいと思います。
前回の記事でも紹介しましたが、Wi-Fi(電波)の人体への影響についていまのところ科学的に立証されているのは“人体に吸収された電波のエネルギーが熱となる体温上昇”のみであり、それも電波防護指針により電波の強さは人体に影響を及ぼさないものになっています(総務省の解説ページ ※PDF)。
「誤解を招いた」はよく使われる表現ではありますが、このままでは「Wi-Fiが肌に悪影響」という言葉が独り歩きしてしまいます。非常に残念な謝罪文であると言えるでしょう。