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飼育頭数が多い猫種ランキング!3位はマンチカン、2位は混血種、1位は…不動の王者猫!

SHIHO元動物看護師・猫好きママライター

猫は日本の家庭で非常に人気のあるペットです。その魅力的な性格や愛らしいルックスで、多くの人々が猫の虜になっています。

そしてそのなかでも、とくに「人気の猫種」があるようです。今回は2024年のアニコム損害保険株式会社の調査結果を参考に、猫の人気ランキングを紹介します。

1.飼育頭数が多い猫種ランキング!

第5位:ミヌエット

ミヌエットは、マンチカンと猫の王様「ペルシャ猫」を交配させた猫種です。

以前は「ナポレオン」という名前で知られていましたが、「ミヌエット」と改名された歴史があります。

マンチカンの短い脚とペルシャンのように長くてフワフワな被毛が特徴で、その愛らしい外見から多くの猫好きに愛されています。

性格は非常に温和でフレンドリー。人懐っこく、他のペットや子供とも仲良くすることが得意です。

また穏やかな性格の持ち主なので、初めて猫を飼う方にも比較的飼いやすいといわれます。

マンチカン譲りのキュートな脚、ペルシャ譲りのフワフワ被毛と穏やかな性格。両方持ち合わせたミヌエットが、飼育頭数第5位となりました。

第4位:ラグドール

ラグドールは1960年代にアメリカで誕生した比較的新しい猫種です。その名前の由来は、抱き上げるとぬいぐるみ(=ラグ・ドール)のように無抵抗な姿から来ています

大柄な体格と青い目、長毛の柔らかな被毛が特徴的で「猫のテディベア」とも呼ばれているそうです。

ポイントカラーの被毛は、薄い色で顔や耳、足先が濃い色といった配色になっていて、それもラグドールの魅力の一つ

性格は非常におだやかで温厚、人懐っこさも抜群!飼い主によく甘え、膝の上で寛ぐのを好みます。初めての方にも、飼育しやすい猫です。

また長毛種でありながらアンダーコート(下毛)が少ないため、比較的お手入れも簡単なのが魅力的です。

大型で存在感があり、さらには抱っこされるのを嫌がらない性格が、人気の理由となっているのでしょう。

第3位:マンチカン

マンチカンはアメリカで生まれた、短い脚が特徴の猫。短い脚のルーツは、「突然変異」だと考えられているそうです。

他の猫種と比べて著しく短い脚を持っていますが、これが独特の可愛らしさを生み出しています

体は筋肉質でがっしりしていて、被毛は長毛種と短毛種の両方が存在します。顔は丸みを帯び、大きな目が特徴的です。

性格面では、活発で好奇心旺盛、そして非常に人懐っこい猫として知られています。

また短い脚にもかかわらず、運動能力はほかの猫と同じくらいで、ジャンプや木登りもお手の物。日常生活には困りません。

猫なのに犬の「ダックスフント」のようなルックス、ちょこちょこした歩き方、そして見た目と相反するエネルギッシュな性格のギャップが、マンチカンの人気の理由なのでしょう。

第2位:混血種

飼育頭数ランキング第2位に輝いた「混血種」は、純血種の猫ではなく、複数の猫種が交配した生まれた猫たちを指します。

一般に「雑種」や「雑猫」とも呼ばれ、日本では「のら猫」や「地域猫」の多くがこの分類に含まれます

混血種の特徴は、その多様性です。純血種のように特定の外見や性格の傾向があるわけではなく、様々な色、柄、体型、性格を持つ猫たちが存在します。この多様性こそが、多くの人を魅了する要因のひとつなのでしょう。

また特定の遺伝子を引き継いでいないため、いわゆる「遺伝病」を継承していない猫が多く、体が強い傾向があります

個性豊かで丈夫、そして譲渡会などで比較的費用を抑えて迎え入れられる点も、人気の秘密にあるようです。

第1位:スコティッシュフォールド

栄えある第1位となったのは「スコティッシュフォールド(以下スコティッシュ)」です。なんと16年連続1位の、まさに不動の人気者猫といえるでしょう。

スコティッシュといえば、垂れた耳がトレードマークです。まん丸の輪郭とぽてっとした口元もとてもチャーミング!体型は中型で、短毛種と長毛種の両方が存在します。

性格は穏やかで温厚、しつけもしやすいです。運動量も少なめなので、「スコティッシュ=おとなしい」というイメージは間違ってはいないようですね。

トレードマークのたれ耳は生後2~3ヵ月で折れ始めるといわれますが、垂れない猫もいます。ちなみにわたしが勤めていた病院では、折れ耳スコティッシュよりも、耳立ちスコティッシュのほうが人気でした!

耳が折れる理由は「骨軟骨異形成」という病気が原因とされています。有名な「スコ座り」も、この病気によって関節の痛みが生じるためだそうです。

愛くるしい見た目とおっとりした性格で、不動の人気を誇るスコティッシュ。癒しのパートナーとして16年間1位を取得していますが、関節へのケアは大切です。

2.まとめ

どの猫種もそれぞれに魅力があり、飼い主との絆を深めることができる素晴らしいパートナーとなります。

今回紹介した猫種以外の猫にも、その猫にしかいない魅力や特徴をもっていて、多くの人たちを虜にしていることでしょう。

猫を飼う際には、その猫種ごとの特性を理解し、適切な方法で飼育してあげることが大切です。

元動物看護師・猫好きママライター

こんにちは!元動物看護師・フリーライターSHIHOです。これまでの経験を活かし、ペットの健康や気持ちなどペットに関する情報を発信! 愛猫家で自宅では老猫2匹と楽しく過ごしています!男の子二人の育児にも奮闘中…!ペット好きさん、ぜひ気軽に覗いてみてください!個人ブログも運営してます SHIHOのサイト一覧:https://lit.link/Shiho2kidsmama

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