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大谷翔平が今日もホームランを打てば、3試合連続アーチは何度目!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
マイク・トラウト(左)と大谷翔平 Apr 3, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、2試合続けてホームランを打っている。4月2日と3日(日本時間3日と4日)に、1本ずつだ。

 2018年の最初の3本塁打をはじめ、メジャーデビュー以降、大谷は3試合連続ホームランを5度記録している。2018年に2度(4月3日~6日、9月4日~7日)と、2021年に3度(5月16日~18日、6月18日~20日、6月27日~29日)だ。4試合以上の連続はない。

 一方、2試合連続ホームランは、3試合連続を含め、今回が16度目だ。3試合連続ホームランにリーチをかけた、過去の15試合中、ホームランを打ったのは、3分の1の5試合ということになる。

 4月4日、エンジェルスは、前日と同じく、T-モバイル・パークでシアトル・マリナーズと試合を行う。マリナーズの先発投手は、ルイス・カスティーヨだ(エンジェルスはホゼ・スアレス)。もちろん、リリーフ投手からホームランを打っても3試合連続となるが、対戦する機会は、基本的に先発投手のほうが多い。

 カスティーヨと大谷の対戦は、昨年8月15日に3打席。その結果は、内野ゴロ、見逃し三振、外野フライだった(4打席目はリリーフ投手から内野安打)。ちなみに、この試合は、大谷とカスティーヨが投げ合い、どちらも6イニングで2失点。エンジェルスは、9回表に4点を取られ、2対6で敗れた。

 カスティーヨと対戦した3打席の結果よりも、気になるのは、大谷のすぐ後ろを打つ選手だ。最初の2試合はアンソニー・レンドーン、続く2試合はハンター・レンフローが4番に座り、計15打数2安打。長打はない。レンドーンは出場停止中なので、次の試合も、大谷の直後はレンフローの可能性が高い。他の打順も含め、ここまでのレンフローは、長打なしの17打数2安打だ。大谷は、場面によっては、歩かされるか、敬遠四球でなくとも、カウント次第で勝負を避けられることも、十分にあり得る。

 なお、試合に出場しても、打数がゼロであれば、ストリークは途切れない。大谷は、北海道日本ハム・ファイターズ時代の2016年に、5試合連続ホームランを記録している。この時は、打者出場なしの2登板(と欠場)を挟み、5月4日~5日、10日~11日、17日にホームランを打った。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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