10本塁打、10三塁打、20二塁打、20盗塁に到達。15-15-30-30なら今世紀5人目
7月2日、ジャレン・デュラン(ボストン・レッドソックス)は、8回表にホームランを打ち、シーズン本塁打を二桁に乗せた。
今シーズンは、三塁打も10本だ。また、23本の二塁打を打ち、21盗塁を記録している。
1シーズンに、10本塁打、10三塁打、20二塁打、20盗塁は、延べ200人以上を数える。今世紀(2001年以降)に限っても、デュランが39人目だ。
ただ、今シーズンは、まだ半分近くが残っている。7月2日は、レッドソックスの84試合目。レギュラーシーズンは162試合なので、ここから78試合を行う。
84試合で10本塁打など、ここまでのデュランの「ペース」を162試合に換算すると、ホームランと三塁打は19~20本、二塁打は44~45本、盗塁は40~41となる。
ホームランと三塁打がどちらも15以上に、二塁打と盗塁がどちらも30以上は、延べ12人が記録している。今世紀に入ってからは、延べ4人だ。
今世紀の4人は、2005年のカール・クロフォード(15本塁打と15三塁打、33二塁打と46盗塁)、2006年のホゼ・レイエス(19本塁打と17三塁打、30二塁打と64盗塁)、2007年のジミー・ロリンズ(30本塁打と20三塁打、38二塁打と41盗塁)に、2008年のレイエス(16本塁打と19三塁打、37二塁打と56盗塁)がそう。
2007年のロリンズは、ホームランと三塁打がどちらも20以上だ。延べ12人のうち、1984年のライン・サンドバーグと2007年のロリンズは、MVPを受賞した。
ホームランと三塁打がどちらも20以上に、二塁打と盗塁がどちらも40以上は、まだ誰も記録していない。2007年のロリンズは、二塁打が2本少なかった。
なお、デュランに続き、ボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)も、10本塁打、10三塁打、20二塁打、20盗塁に到達しそうだ。こちらは、12本塁打、9三塁打、22二塁打、22盗塁を記録している。ロイヤルズは、7月2日の試合がまだ終わっていないので、ウィットJr.は、今日中に10本目の三塁打を打つかもしれない。