炊飯器の「早炊き」と「普通炊き」は何が違うの?料理人の回答に…『勉強になった!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
いきなりですが、皆さんは「早炊き」と「普通炊き」の違いをご存知ですか?
『え、早く炊き上がるかどうかの違いだけでしょ?』と思った方、それも正解です。でも、なぜ早く炊き上がるのか、そして炊き上がりにどんな違いが出るのか、ご存知ですか?
そうです、意外と知られていないのです!
そこで今回は、国家資格である“調理師免許”を持つ私が、「早炊き」と「普通炊き」の違いについて徹底解説したいと思います。
また、今回の内容を私の「Instagram」で発信し、感想アンケートを取ったところ…96%の方から『勉強になった!』との回答を頂きました。
両者の違いを知らない方は、ぜひ最後までお付き合いください!
今回の目次
- 炊飯器の工程
- 「早炊き」は何で早いの?
- 早炊きの「味・食感」の特徴
- まとめ
炊飯器の工程
そもそも、炊飯器はどのような工程でお米を炊き上げるのでしょうか?
炊飯器の基本的な仕組みを知ることで、「早炊き」と「普通炊き」の違いがより明確に理解できます。
一般的に、炊飯器は「吸水、沸騰、炊き上げ、蒸らし、保温」の順番で調理の工程が進んでいきます。
この5つの工程は、ご飯の「食感」や「味」を左右する非常に重要なステップです。
「早炊き」は何で早いの?
では、どうして「早炊き」はそんなに早く炊き上がるのでしょうか?
その秘密は、先程お教えした5つの工程の中の「吸水」と「蒸らし」にあります。
実は…早炊きは「吸水」と「蒸らし」の時間が短縮されているため、炊飯時間が大幅に短縮されるのです!
※なお、炊飯器の種類によっては、短縮具合が異なる場合もありますので、お使いの炊飯器の説明書も合わせて参考にしてみてください。
そして、普通炊きでは、お米が十分に水分を吸収する時間を確保し、炊き上がり後にじっくりと蒸らすことで、ふっくらとした食感を引き出しますが、早炊きではこれらの時間が大幅に削減されるのです。
早炊きの「味・食感」の特徴
吸水と蒸らしの時間が大幅に削減された早炊きで炊くと、お米の「食感」や「味」に、どのような影響が出るのでしょうか?
回答:少し固めに炊き上がり、やや水っぽくなる!
補足を少し入れると…“炊く量が多いほど、早炊きの影響が目立つ”印象にあります。
まとめ
- 早炊きは「吸水」と「蒸らし」の時間を短縮することで炊飯時間が短くなる。
- 通常の炊きはじっくりと吸水・蒸らしを行い、ふっくらとしたご飯に仕上がりになる。
- 早炊きのご飯は少し固めで、水分が多くなりやすい。
- 炊くお米の量が多いほど、早炊きの影響が出やすい。