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高級宿よりも上質!かけ流しの温泉が楽しめる「都市部のスーパー銭湯」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

都市部に住む人にとって「都会のオアシス」ともいえる存在が、街中にあるスーパー銭湯だろう。気軽に温泉を楽しめる施設として人気を集める。

しかし、もともと自然に温泉が湧き出す場所ではなく、地中深く汲み上げることになるため、どうしても湧出量は少なくなる。また入浴客が多いため、衛生面の観点からも源泉かけ流しの湯船は限られる。そういう意味では、泉質にこだわる人はスーパー銭湯を敬遠しがちである。

だが、近年では都市部のスーパー銭湯でも源泉かけ流しの湯船をもつ施設は少なくない。なかには、温泉宿よりも上質の湯が楽しめるスーパー銭湯もある。

そこで今回は、都市部で源泉かけ流しを楽しめるスーパー銭湯を5カ所紹介したい。

宮前平温泉・湯けむりの庄(神奈川県)

川崎市の宮前平駅から徒歩でアクセスできる市街地のスーパー銭湯。さまざまな種類の湯船があるが、露天にには源泉かけ流しの湯船もある。コーヒーのような茶褐色の濁り湯はインパクトのある源泉で、いわゆるモール泉の一種だろう。休憩室や岩盤浴、食事処など施設が充実し、タオルや湯上がり後の衣服も貸し出しているので、手ぶらでもゆっくり時間を過ごすことができる。

〒216-0006 神奈川県川崎市宮前区宮前平2丁目13−3
Tel:044-860-2641
営業時間:10:00~24:00
料金:1540円
HP:湯けむりの庄(外部リンク)

熊谷天然温泉・花湯スパリゾート(埼玉県)

熊谷市にある日帰り温泉。都心からは電車で約90分。非日常感を得るにはちょうどいい距離だ。いわゆるスーパー銭湯だが、源泉かけ流しの檜風呂には、わずかに黄色をおびた透明湯がかけ流し。体感の泉温は38度くらいのぬる湯。わずかに硫化水素の香りも漂う湯は、地中の植物成分が溶け込んだモール泉の特徴を備える本格派だ。スーパー銭湯の湯とは思えないほど良質な源泉が楽しめる。

〒360-0012 埼玉県熊谷市上之1005
Tel:048-501-1126
営業時間:10:00~23:00
料金:900円
HP:花湯スパリゾート(外部リンク)

宝乃湯温泉・名湯宝乃湯(兵庫県)

名湯宝乃湯は、兵庫県宝塚市の市街地にあるスーパー銭湯。キレイな外観やバラエティあふれる湯船が並ぶ浴室は、スーパー銭湯そのものであるが、温泉は凄まじいほどの個性派。黄金色の濁り湯は海水以上に濃い塩化物強塩泉で塩辛い。源泉の質は名湯・有馬温泉にも負けていない。

〒665-0874 兵庫県宝塚市中筋3丁目3番1号
Tel:0797-82-1126
営業時間:10:00~24:00
料金:900円
HP:名湯 宝乃湯(外部リンク)

写真はイメージ
写真はイメージ

つかしん天然温泉・湯の華廊 (兵庫県)

尼崎市のショッピングセンターの敷地にあるスーパー銭湯。30人ほど入れそうな大きな露天岩風呂には、黄金色の濁り湯が掛け流しにされている。新鮮な湯を独占できる壺湯の湯船もある。ショッピングセンターに併設されている湯の質としては全国的に見ても群を抜いており、近所に住んでいる人が羨ましく感じるほどだ。

〒661-0001 兵庫県尼崎市塚口本町4丁目8-12
Tel:06-6423-4426
営業時間:10:00~24:00
料金:900円
HP:湯の華廊(外部リンク)

鈴鹿天然温泉・花しょうぶ(三重県)

鈴鹿市の大型ショッピングセンターに併設されたスーパー銭湯。15種類のバラエティーに富んだ湯船、岩盤浴、サウナなどの温熱施設など、いかにもスーパー銭湯らしい特徴をもつが、源泉かけ流しの浴槽がある点に好感がもてる。泉質は万人にやさしい無色透明の単純温泉。都市部のスーパー銭湯は地中深くから汲み上げるため塩分の濃い濁り湯が多いが、シンプルな源泉なので、毎日浸かっても飽きない。

花しょうぶ
〒513-0834 三重県鈴鹿市庄野羽山4丁目20−3
Tel:059-367-1126
営業時間:9:00~1:00
料金:820円
HP:鈴鹿天然温泉・花しょうぶ(外部リンク)

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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