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医者と結婚したけど幸せじゃない…嫁ぎ先が合わず幸せとはいいがたかった話3選

繁和泉看護師・予防医学士・薬機法管理者

「医者との結婚」

いまなお、安心の嫁ぎ先としてまだまだ世間では羨ましがられるパートナー、「医師」。

パートナーである医師自体に不満はなくても、嫁ぎ先の婚家の事情によっては幸せな結婚生活が送れないかもしれません。

今回は「医師との結婚にこぎつけたけれども、婚家との関係により決して幸せとは言えない」人生を送っている女性の事例を紹介します。

嫁ぎ先の特徴①代々続く医師家系。自分だけ医師資格なし

医者の子供は医者、という話は割とよく聞きますよね。実際に筆者が勤めていたころ、医師の中にも「僕の家は代々続く医師家系なんだ」とおっしゃるドクターが少なからずいました。

夫婦ともに医師で子供ももちろん医師。その奥さんや旦那さんだって医師と、生粋の医者家系というご家族は珍しくありません。

親戚を見てもほとんどが医師というような「医師家系」のご家族に嫁ぐと、なかなかに大変な結婚生活になってしまうようです。

親戚一同ほとんどが医者だった場合、それ相応の経歴があったり資格があればよいのかもしれません。

もしくは自身の親が開業医であって、旦那が医師であれば病院相続が決定している場合などは医師家系の中でも逆玉と捉えてもらえるのでしょう。

しかし、特にこれといった優れた学歴やハイキャリア資格を持っていなければ、婚家の中では肩身の狭い思いをしているようです。

親戚一同が集まる場所では、話についていけなかったりそもそも親戚として受け入れてもらえず、いつも部屋の隅で縮こまってしまうような扱い。

ここには相応しくない人がいるからね…
わかっているかと思うけど…子供だけはきちんと育ててくれよ

あたかも同じ人間ではないような扱い…

時には存在さえ無視されてしまうこともあるようです。

特に看護師出身だと、よりその傾向が顕著に…。年齢を重ねた医師ほど、看護師を低く見ている傾向の方もいます。

婚家のトップである立場の方が、そのような思考であればより一層肩身の狭い思いをしているようですね。

医師の中に医師ではない、異質の存在…。

そこに光るものがなければ、なかなか馴染むことは難しいようです。

嫁ぎ先の特徴②全員がエリート。自分だけ低学歴で子供にまで馬鹿にされる

医師を排出する家系ですから、少なくともご両親は何かしらの資格を持っていたり大企業に勤めていたりと世間一般的にはハイキャリアなご家庭であることも少なくありません。

そんな中で自分だけ低学歴であれば、同じように婚家の中でも肩身の狭い思いをするようです。

自分の経歴が良くないからこそ子供だけは…と、必死で子供を育てて何とか進学校に出せたとしても、そこでの成績が思わしくなければ全て自分のせい

〇〇さんの遺伝子をついでいるから…
母親の出来が悪いからね…かわいそうに…

というように子供の悪い部分は全て自分のせいにされてしまいます。

一方でうまくいけば、「全てうちの家系の遺伝だからね!」

というように、母親の努力はなかったことにされてしまうでしょう。

周りがそのような大人たちばかりなので、そんな環境で育っている子供も大きくなるにつれて母親のことをバカにしだすようになってしまうケースもあります。

うるさい。おばかさんに言われたくないよ
あんたなんかどうせバカなんだから少し黙っててよ
黙って家事をしっかりしてればいいんだよ

というようにモラハラ予備軍の子供が育ってしまうこともあるようですね。

嫁ぎ先の特徴③子だくさんなのにワンオペ。セレブ生活とは無縁

婚家との関係が悪くなくても、付き合いが希薄すぎて困ってしまうケースもあるようです。

医師との結婚でしばしば見られるのが、近年まれに見る子たくさんファミリー。

日本人の平均的な出産数と比較すると、比較的多めな5人兄弟や6人兄弟、7人兄弟だってしばしば聞きます。

忙しいからの反動なのか、家庭内でせっせと子作りをしてどんどんと子供が増えていってしまう状況があるようですね。

当然旦那は忙しい医師ですから、家庭内のことは全て一手に引き受けなければいけません。家事はもちろん、育児も何もかもが完全にワンオペ。

子供がたくさんいるから勤め先の給料では足りずに、バイトに明け暮れて追加で収入を得ている医師もいます。そうなるとますます家のことは自分一人で回さなくてはいけませんよね。

家のことと、子供のことで自分に構う暇は一切なし。

収入は十分あるはずなのに時間が全くなくて驚くほどボロボロになり、すごい老け込みを醸し出している方もいます。

子供に囲まれて生活できて、確かに専業主婦ではあるのですが…

大変すぎてある意味不幸と捉えてしまう、異例のケースと言えそうです。

まとめ

今回は、医師と結婚できたとしても婚家との関係性によっては幸せとは言い難い人生を送っている奥様の例をご紹介しました。

今回紹介した3事例は実はレアケースというわけではなく、医師のお嫁さんにはしばしばあり得ることです。

特に、看護師のときに見染められて結婚した友人の中には、少なからず婚家との関係性に疲れてしまっている人もいました。

しかしながら、離婚までするケースはあまり見られないので…

みんな「親戚付き合いは一時のもの…」と、割り切っているのかもしれませんね…。

「医師との結婚」というゴールを見据えている方もいるかもしれませんが、そのゴールにたどり着く前に「婚家との関係性」も視野に入れて、「一生幸せな人生を送れるのか?」ということも懸案事項に加えていただきたいものです。

看護師・予防医学士・薬機法管理者

【医療・美容・健康・ヘルスケア・子育てに関するリアルな情報を発信】兄妹の子育てをしながら働くワーママ。保有資格を活かしながら実際の現場で得た自身の知識や経験をもとに「誇大表現にならないリアルな情報をユーザーに届け、ユーザーが自分にとって適切な判断ができる」情報発信を追求。Well-beingな社会を目指す。

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