片付けができない子には共通点があった!悩んでいるママに試してほしい3つの方法を小学校の先生が解説
お片付けに困っているママは多いと思います。実は、片付けができない子には、いくつかの共通点があります。それらの共通点を知って、効果的な声かけをすることで、片付けができる子に育てることができます。この記事では、小学生の片付けができない子の共通点と、それに対する改善策を紹介します。
共通点1:片付け方を知らない
片付けができない子の一番の共通点は、片付け方を知らないことです。親から「片付けなさい」と言われても、どこから始めたらいいのか、どこに何をしまったらいいのかが分からないため、手が付けられないか、適当に隠してしまいます。
効果的な声かけその1:「まず〜、次に〜、最後に〜」と手順を教える
片付け方を知らない子には、片付けの手順を教えることが大切です。例えば、「まずは、床に落ちているものを拾って、それぞれの場所に戻す。次に、机の上のものを整理して、必要なものと不要なものに分ける。最後に、不要なものは捨てて、必要なものはきちんとしまう」というように、具体的に説明してあげましょう。また、片付けの目的や意味も伝えてあげましょう。例えば、「片付けをすると、部屋がきれいになって、気持ちがいいよ。探す時間もなくなって、勉強や遊びに集中できるよ」というように、メリットを伝えてあげましょう。
NGな声かけその1:「片付けなさい」とだけ言う
片付け方を知らない子には、「片付けなさい」とだけ言うのはNGです。これでは、子どもは何をどうすればいいのか分からず、不安やストレスを感じます。また、「片付けなさい」と言うだけでは、片付けの必要性や楽しさを感じることができません。子どもは、親の言うことを聞かなくなるか、片付けを嫌いになってしまいます。
共通点2:片付けに集中できない
片付けができない子のもう一つの共通点は、片付けに集中できないことです。遊びや勉強に夢中になっていると、片付けをする気が起きないか、すぐに飽きてしまいます。また、散らかっている状態に慣れてしまって、気にならないか、困らないと思っています。
効果的な声かけその2:「片付けをしたら〜していいよ」とワクワクさせる
片付けに集中できない子には、片付けを楽しくすることが大切です。例えば、「片付けをすると、宝物が見つかるかもしれないよ。何が出てくるかな?」というように、ワクワクさせてあげましょう。また、「片付けをしたら、好きなことをしていいよ。何がしたい?」というように、声をかけてあげましょう。さらに、「片付けをする時間を決めて、タイマーをかけてみよう。どれくらいでできるかな?」というように、ゲーム感覚でやらせてあげましょう。
NGな声かけその2:「早く片付けなさい」と急かす
片付けに集中できない子には、「早く片付けなさい」と急かすのはNGです。これでは、子どもは焦ってしまい、手際が悪くなります。また、「早く片付けなさい」と言われると、子どもは親の都合で片付けをさせられていると感じます。子どもは、自分の意思やペースを無視されていると感じて、反発してしまいます。
共通点3:親が片付けが苦手
片付けができない子のもう一つの共通点は、親が片付けが苦手なことです。親自身が片付けができないと、子どもにも手本を見せられません。逆に、親が細かく指示を出すと、子どもは自分で考える力が育たないか、反発してしまいます。
効果的な声かけその3:「一緒にやってみようか」と片付けを一緒にする
時には、片付けを一緒にすることも大切です。例えば、「私も片付けが苦手だったんだけど、こんな風にやると楽になったよ。一緒にやってみようか」というように、自分の体験やエピソードを話すのもいいですね。また、「どこから片付けようかな?」「どこにこれをしまおうかな?」というように、子どもに質問して、自分で考えさせてあげましょう。さらに、「すごいね、きれいになったね。ありがとう」というように、ほめてあげましょう。
NGな声かけその3:「私の言うとおりにしなさい」と強制する
親の言った通りに片付けをさせるのはNGです。これでは、子どもは親の言ったことしかできません。また、「私の言うとおりにしなさい」と言われると、子どもは自分のやり方や考えが認められないと思って、片付けをする気がなくなります。
まとめ
この記事では、小学生の片付けができない子の共通点と、それに対する改善策を紹介しました。片付けができない子には、片付けの手順を教える、片付けを楽しくする、片付けを一緒にするという3つの効果的な声かけの方法があります。これらの方法を実践することで、子どもは片付けの必要性ややり方を覚えることができるでしょう。また、親も片付けが苦手だったり、口うるさく指示したりすることを改めることが大切です。親子で協力して、片付けを楽しむことができれば、部屋も心もきれいになりますね。あなたのお子さんも、片付けができる子に育てましょう。
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